映画『おもてなし』がついに公開されました。
一昨年の紅葉の美しい時期に、京都と滋賀を行ったり来たりしながら皆で和気藹々と撮影したこの作品が、ついにお客様の元に羽ばたいていくのかと思うと感慨深いです。
私は一足お先に映画を拝見したのですが、観終わったあと、とても清々しい気持ちになりました。
派手なシーンは無いのですが、京都と琵琶湖のほとりの美しい澄んだ空気の中で、物語が丁寧に紡がれていく、とても心地よい映画でした。
この物語には、悪人が登場はしないんです。
みんな一生懸命に生きている。
でも、ふとしたことで文化の違いや、考え方の違いで、ぶつかって、傷ついて、心が揺れてしまう。
そんな時に、どうやって、また心を通わせて、前に進めるか。
私もそういう経験は今までにもたくさんあったので、すごく感情移入して映画に見入ってしまいました。
私が演じた尚子という女性も、結婚を前に、心が揺れる。
結婚って人生においてすごく大きな決断ですから、不安になってしまう気持ち、わかるなぁ、と共感しながらお芝居させていただきました。
私は劇中で英語と京都弁を話していまして、どちらもお芝居で使うのは初めて、素敵な新しい挑戦をさせていただいたと思います。
これからの新しい目標も、たくさん出来ました!
心と、言葉、それぞれを大事にしながら、外国語でお芝居することって、簡単では無いけれど、すごく挑戦しがいがありました。
有楽町スバル座他、全国随時公開、ということなので、劇場まで足を運んでいただければ、と思います。写真は初日舞台挨拶の時です。
ジェイ・チャン監督、主演の田中麗奈さん、余貴美子さん、素晴らしい先輩方と久しぶりにお会いできて、本当に嬉しかったです。