今回は
日曜日 品川23:45発
月曜日 仙台5:45着
山元町ボランティア(10~15時)
小牛田 宿泊
火曜日 南三陸 ボランティア(9~15時)
仙台2343発
水曜日 東京4:45着

スケジュールで行ってきました。


山元町では
イチゴ農園でビニールハウスの機材運び、津波で流れてきたものの片付けをしました。
この辺り一帯のイチゴ農園は、津波で全て流されたそうです。
一からまた始まったイチゴ作り。
ビニールハウスを覗いてみたら、まだ緑だけど美味しそうなイチゴがいっぱいでした。
ミツバチの箱があり、ミツバチ達も働いていました。

アクセス
電車で、仙台~亘理駅
亘理駅から電車が不通の為、代行バスで山下町役場下車。
山元町ボランティアセンターへ。
約60分



南三陸町では
津波で崩壊し流された住宅地後の片付け、家財道具や瓦、木材、衣類などの分別や泥出し、草刈りをしました。

アクセス
仙台~小牛田~柳津駅
柳津からバスでボランティアセンターに移動。
約2時間45分(平日はアクセスが良くないようです)

私達は初日の作業終了後に、仙台でレンタカーを借りて、2日目は車で移動しました。



ボランティアは
今回で4回目で、1回で2、3日滞在のみです。
初めて行ったのは石巻市でした。
震災で線路や駅が壊れ電車が止まっていて、4月半ばにやっと電車が少し動くようになり、電車が動かない場所へは代行バスが走り始めました。
車がなく行く手段がなかった私はそのニュースを聞いてすぐ被災地に行きました。
1ケ月経っていたけど、町は壊れ果て、ヘドロや何かが臭ったせいか、なんともいえない臭いでした。
一日中、泥やいろんなものをかき出し仕分けし、1t袋に詰め続けました。

今月であれから1年という事もあり、追悼の意を込めて、この3月中に行きたかったんです。
なかなか行けないし、この先もいつまで行けるのか分からないので、これからも行ける時に行っておきたいです。


被害が1番大きかったと言われる南三陸地方
想像以上でした。

海から離れている山の中も建物の3階位まで津波が来たみたいで、全て流されていました。
私達が住宅跡の作業をしている時に、ご高齢のご夫婦が見に来られて、
震災後初めてここに戻ってきました、なんにもなくなってしまった、、と呟かれていました。
遠くから片付けに来てくれてありがとう。
と言われ、山の上に住んでる友達に会いに行ってくると、帰っていかれました。

この辺りはよくテレビにも出ている、最後まで避難アナウンスを流されていた方がいらした庁舎や、老人の方がいっぱい亡くなられたケアセンターがある所です。
このケアセンターも遠くに海が見える丘の上に建てられていました。。。

この地域だけでまだ500名以上の行方不明の方がいらっしゃるそうです。


写真は、ボランティア後にケアセンターの駐車場で。
photo:01


後ろに見えるのが南三陸の町、そしてその奥が海です。

庁舎
photo:03


photo:05


photo:06




この後
車で2時間近くかけて、陸前高田に行きました。
ここには、この地の名勝である松が7万本あったそうで、でも津波で残ったのは1本だけ。
photo:04


震災前
海に沿った緑が全て松。
白い砂浜。
穏やかな場所だったと思います。

どんな想いでそこに立ち
どんな想いで多くの方が訪れているのか知りたくて
震災直後からずっとこの場所に行きたくて、やっと行けました。
夢と希望がつまった松にお祈りしたかったです。

陸前高田の町は
上の写真に写っているもの全てがなくなっていました。
人々の声が聞こえてきそうな、
ここに住まれていた方達の事を思うと、言葉になりませんでした。。。
ここに暮らしていた方達が何かしたんかな、、
のどかに暮らしていただけなのに

世の中理不尽が多すぎる。


復興には本当に本当に
これからとてつもない時間が必要とされるんでしょうね。

いつも
現地に行く度に無力感を感じます。
なんの役にも立てていない自分に哀しくなります。

じゃあなんで行くのかな。

って
考えるのですが、

ただただ
なんか少しでもと
行きたい気持ちにかられます

いっぱいどんなに考えたって被災された方々の想いを分かる訳なんかないんだけど
なんか行動せずにはいられなくて。

自分が出来る事はこんな事位しかないです。

でも
1人の力は小さくても、多くの人が集まれば大きな力になると思います。

まだまだボランティアは必要です。

ボランティアの手がないと進まない事がいっぱいあります。

1日でも2日でも、
深夜バスを使えば時間短縮で行って来れます。

もし迷っている方がいましたら
このブログを読んで行ってみようと思う方がいましたら、
是非被災地に足を運んで、その目で見て出来る事をしてみて下さい。。。

実際 体験した事、その場で感じた事が全てです。
それに変わるもの勝るものはないと思います。
生の体験は生の言葉として伝わりますし、
自身の体験を自分の言葉で伝えていかないといけないと思います。

自分の主軸となっている
'百聞は一見にしかず'
百聞や空想を人に伝えても本意は伝わらない
格闘技も同じ、あれやこれやあったりなんだかんだな事がありますが。
結局は自分が行動し体験し、積んだ事が全て。
空想で物事を発しても、自分は何も変わらない。
想像力から生まれた実体験が自分を強くするだけです。
行動に起こした事は必ず力に変わる。

私が発するのは
自分が体験した事、そこから生まれた言葉だけです。

だから
噂は信用しないし、空想で物事や人も判断しない。

自分で実際見て感じて決める。
理解する。


話しが脱線しましたが。。



、、、
行かなきゃいけないという訳じゃなく
私に出来る事はこういう事でした。

1人1人が出来る事
1人1人がこの天災を忘れずに、
今を大切に、隣にいる人を大切に、より過ごしていかないといけないという事だと思います。
これは誰にでも出来る事だと思います。。。



こちらの写真をどうぞ。。


奇跡の一本松
photo:02


高く空に向かって伸びていました。

東北が早く緑いっぱいに溢れますように。。
東北だけではなく被災された方達が早く、落ち付いた環境を取り戻せますように。
photo:07