ARABAKI ROCK FEST. 13

久しぶりのすてきなあなたにです。

本日は斎藤さんのMステでした。
カメリハを終えランスルーまでの合間にARABAKI のGTR祭のリハに行ってきました。
隅ちゃんがスタジオまで車で送り迎えしてくれました。どうもありがとう。

ハウスバンドをやらせてもらう事はあってもゲストで呼んでもらう事はそうないので、
どうしていいかわからない感じもあるのですが、せっかくですので楽しませて頂こうと思っております。

ハウスバンドには実兄がいますので、久しぶりに兄弟仲良くギターを弾くと思います。
きっと亡き父も草葉の陰から、喜んでおりましょう。

もちろん、バースデイも出演しますよ。



皆様、よろしくお願いします！！



本日の本番終了後、楽屋。

セルフライナーノーツ 最終回

M12 　 BECAUSE


武道館公演を無事に終えました。楽しかったこのVISION TOUR。会場に足を運んで下さった皆様に厚く御礼申し上げます。そしてこの旅でいつも肌身離さず携えてきた宿題のライナーノートでしたが、ついに筆を置く時がやってきました。
実を申しますと、かなり苦戦しておりました。途中何度もキューちゃんに「何曲か書いてくれない？」とふっては固辞され…、捨て鉢になってマネージャーに「ライターをたてたい」とごねたり、ほんとに現実逃避ばかりしていました。

ツアー中によく聴いた山下達郎の「OPUS」。ブックレットにはご自身のライナー付きで、音楽への愛情が言葉に滲むすてきな文に心をつかまれ、お手本にさせてもらいました。
またホテルで沢山本を読みました。「松尾芭蕉 奥の細道の解説本」旅先で俳句をひねる事に憧れる今日この頃。「季語」や「切れ」を使った古典の表現を勉強しました。

そして松阪公演の前日、一人伊勢神宮にお参りに行き、武道館公演の成功を祈願するついでに内宮参道の神宮杉に抱きつき、樹液を吸う虫のようにスピリチュアルなパワーに吸いつきました。

たまに老舗のホテルなんかに泊まりますとベットの上に折り鶴が置いてある事があります。稀に鶴の横に亀も置いてある縁起物を珍重したホテルもあります。おもてなしの心が嬉しいです。以前も書きましたが、レコーディング中にハルキ君が折り鶴をさり気なくテーブルの上置いていました。BECAUSEのギターソロで煮詰まっていた時でした。お疲れさまの折り鶴。

「君に伝えなきゃいけない事がある　君に伝えなきゃいけない事が…　」ここでチバユウスケは筆を置きました。何を伝えなければいけなかったのか？「BECAUSE~なぜなら~」がタイトルのわりには、肝心な部分は言っていません。表現には欠落が必要だと誰かが言ってました。
そこから先は是非音楽と旅をしてください。そしてまた次の旅が始まったら、折り鶴のおもてなしを忘れずに筆を執りたいと思います。




読んでくれてありがとう！


我がバースデイの最高のスタッフチームと。お疲れ様でした。

良いお年を！

セルフライナーノーツ その9

M11 さよなら最終兵器


ファンの方々の間では「さよなら最終兵器」が「なら兵」と約されていると…小耳に挟みました。
響きもいいし、字面もいいし、新たな意味を含んでいるように感じられます。素晴らしいと思いました。
さて「なら兵」第二弾シングル最有力候補として、まだサビしかない段階から大きな期待をかけられていました。なにしろディレクターの肝いりで「これだけは譲れませんから！」とゴリ押しするのです。まぁ、そこまで言うなら…と、取りあえずこの曲の伸びしろを信じて進めていこうって事になりました。

例によってアレンジは沢山トライ&エラーを繰り返しました、まあ、シングルという事で少し欲がでたり、プレッシャーというか、気負いもあったと思います。そんな邪念を吹き飛ばしてくれたのはプリプロの終盤に生まれた、「さよなら最終兵器」というワンフレーズでした。
言葉がこれ程までに曲を激変させるとは…、ディレクターの肝いりから、歌われるべくして生まれてきた曲へ、そして今ではバンドの旗印のような存在です。僕は少し「伸びしろ」を侮っていたようです。

明日、日の丸の旗の下で「なら兵」を力強く奏でたいと思います。



武道館でお待ちしてます。