山田太一さん脚本の
「早春スケッチブック」
という昔のドラマを見た。

ずいぶん前、人気脚本家の人たちの対談番組で
そろってあのドラマはすごいよね、と言っていたので
興味がわいて借りてみた。


VOL 1~6まであるのだけど
1,2が手に入らず残念ながら途中から見た。


今見ても新鮮な感じのするドラマ。

つくりが丁寧でキャスティングがものすごくピッタリ。

影の主役の山崎努さんは
台詞の言い方に起伏がほとんどなく
言っちゃえば棒読みに近いんだけど
情報量がものすごく多い。
目力がキョーレツ!

(ネタバレだけど↓)
電話線を頭に巻きつけて悶絶するシーンは
アカデミー賞ものです。


河原崎 長一郎さんが見事に
「ありきたり」なお父さんを演じ


鶴見辰吾さんがこれまた見事に
翻弄される高校生の息子を演じている。


見終わったあとも、なんだか引きずる作品。

演技って演じることじゃなくて
存在することが大切なんだよなぁ
としみじみ。


中でも印象に残ったセリフがこれ。

お前らは骨の髄までありきたりだ


う~ん、いたたたた・・・