車よりもバイクが多い国、、、


ベトナム

正式名称
ベトナム社会主義共和国🇻🇳
首都ハノイ 
人口約9500万人



2020年2月
私はベトナムを訪れた。





友人のベトナム人の結婚式に招待された。

人生で三度しか参加したことない結婚式の一度が海外ってちょっとおもしろいじゃん

あとめでたいことには参加しておけの精神でリュック一つにスーツと白いネクタイだけ打ち込んでベトナム行きの飛行機に乗った




片道6時間ちょっとのフライトなのでベトナムは割と近場の海外




現地ではベトナム人の友達のレーさんがガイド役を買って出てくれた



昔日本で同じ店で働いていたが、今はベトナムに帰国している

「日本は人が足りないから働くのに、働きすぎると怒られるよ」byレーさん


レーさんはめちゃくちゃ良いやつで
現地を色々案内してくれたり、飲食店の注文や通訳、移動の手配など、八面六臂の活躍ぶりだった

帰りも空港まで送ってくれたのでその時に、

「次来るときはレーさんの結婚式だな」と言ったら、

『俺が結婚式だと案内できないよ』

とサービス精神の塊だった


今後レーさんに足を向けて寝られない。
、、、あれ?ベトナムってどっちの方角だっけ?

んー、、、下の方!





さてベトナムなわけだが

個人的に東南アジアの料理はめちゃくちゃ好きだ

ベトナムに限らず、タイ、マレーシア、フィリピン、、、

とかくエスニック料理と一括りにされがちだが東南アジアの諸国の中でもそれぞれ色がある


個人的な感想だが、ベトナム料理は比較的優しい味付けのものが多いので好きな人は多いのではないか


ベトナムを代表する料理「フォー」

ハノイ市内にはやたらめったらフォーがある
ベトナム料理のレストランにもあるし、屋台にもあるし、その辺の道端にもある

本当に道端にある
道端に材料の入ったカゴ、コンロ、鍋、プラスチックの椅子があったらそれはフォーの店だ


上記の画像は屋台のフォーで
茹でた鶏肉、焼豚ぽいもの、万能ネギ、パクチーと具沢山な感じだが
1杯150円とどちゃくそ安い


しかもバカみたいに旨い

優しい味付けのスープにパクチーの風味、つるつると食べやすいフォーはするすると入っていく

温かいスープを最後まで飲み干せばそれは至福というほかない

ちなみにフォーのスープは最後まで飲み干すものらしい

レーさんが「フォーの命はスープだよ、スープ飲まないとダメだな」って言ってたから

たしかに歩きながら屋台をのぞいているとみんなスープまでしっかり飲んでいる


もうひとつベトナム料理の定番といえば
バインミー


ベトナム独特のフランスパンにレバーパテや茹でたり焼いたりした肉、パクチー、大根のなますをサンドする

これもフォーと並ぶベトナムを代表する料理だ

こちらはフォーよりももっと大衆的で
そして朝食の定番だ
屋台や道端にパンが並んでいたらそれはバインミー屋さんだ
道端だ



バインミーもバカみたいに旨くて安い
観光地のど真ん中に行って高級なバインミーを買っても1個200円くらいで買える
安いと50円くらいで買えるところもある


これはその間くらいで100円
100円でこのボリュームである

中の具も一応定番はあるが店によってバリエーションが違う

そしてどれも旨い

特筆すべきはこのフランスパンだ

フランスパンと言ったがフランスパンともまた違う独特の食感のパンで

外はパリパリの薄皮は中は驚くほどふんわりで軽い
フランスパンのもちもちした感じではなく、
日本の食パンのようにふわふわ
一番近い例えが給食で出たソフトフランスの超良いやつといった感じだ

そのパンにレバーパテが具のは如くどっかり入っている
このパテが濃厚でまた旨い
しかし大根なますとパクチーがしっかりとサッパリ感を与えてくれるので1本くらい軽く食べられる

むしろ2本くらい立て続けにいきたいくらい軽ーく食べられる



このフランスパンに似たベトナムパンはみんな大好きなので色々な食べ方がある

個人的に一番旨かったのが

牛すじの赤ワイン煮込みwithベトナムパンだ

牛すじはとろとろぷりぷりになるまで煮込まれていてワインのおかげか臭みは一切ない
最高なのがこのThe洋食の味付けにも刻んだパクチーが入っていて
これがまためちゃくちゃ相性が良い

この牛すじの旨味が染み出したスープにパリパリふわふわのベトナムパンを浸して食べたらマジでトベる
ちょい付けでパリパリ感を楽しんでもいいし
パンを器にダイブさせてびたびたに浸してからジュブジュブにして食べてもいい

パンがセットになってこれで200円



ベトナムに住んだらいいのだろうか、、、、



本当にどれもこれもベトナム料理は旨い
ライスペーパーの揚げ春巻きに牛肉とフォーの炒めもの



バカみたいにでかいバインセオ


豆腐のトマト炒め



ゴリゴリニンニクの空心菜炒め




もうどれも好みストライク過ぎて悶える


その中でも、一番印象的で

心に残っているのが、これ、、、、、、



ホビロン





昨年11月頃にブログにも登場させたバロットの別の呼び方だ


ホビロンは孵りかけのアヒルの卵を茹でたものだ

そう孵りかけだ

孵りかけ


あと少ししたら産まれる



このホビロンはベトナムを始め東南アジアで広く食べられていて

ベトナムでは朝食の定番で、
滋養強壮に効果があるとされて多くの人に愛されている


そしてこのホビロンは道端で売っている

店にもあるが道端でたべるのが本当のホビロンだ




こんな感じで道端におばあちゃんが座っていて
緑の葉っぱと調味料類、湯気が出ている鍋があったらそれはホビロン屋さんだ


現地の人が美味しいと思うものは食べてみないといけない



日本でホビロンに挑戦してあんまりな結果に終わったので
本場でホビロンを食べてみたい


ほらよく本場で食べると驚くほど味が違っている事があるじゃないか

個人的には長浜ラーメンがそうだった

東京で食べた長浜ラーメンは豚骨臭くて別に美味しくないなと思ったけど博多で食べた長浜ラーメンは驚くほどスッキリしていて臭みもなくコクがあってめちゃくちゃ美味しかった思い出がある


日本国内でもそんなことが起きているんだから海外と比べたら雲泥の差かもしれない


日本には道端にホビロン屋さんはないけど




おばちゃんに指で1とやるとほかほかの鍋だから卵をひとつ取り出して器に割り入れてくれる

容器にある葉っぱはラウラムと呼ばれるベトナムの「たで」と針生姜
他はニンニクととうがらしを漬けたお酢、塩胡椒あたりの調味料類があるのでお好みでかけて食べる



1個の50円くらい
これがバカみたいに旨い

濃厚なのがサッパリなのか
いや濃厚か

いやいやそこまでではない

黄身の部分はほっこりぽってりしていて旨い

白身の部分もそんなに形が気になるほどではない

(後で何個か食べてわかったが孵化までの日数によってだいぶ食感や味わいが変わってくるらしい)
日数が浅いほど卵に近く食べやすい
だったら日本で食べたあれはもう産まれる前日レベルでは、、、



とにかくこのホビロンがバカみたいに旨い

アヒルの卵ってこんなに濃厚なのかなとおもうほど鶏のそれと違う


バイクや車がガンガン行き交う道端にしゃがみ込んで食べるのもまた一興



惜しい日本でこれが食べれたならば