疾風の如く流れていくのは時間の方ではなく
その時間に込めた自分のやりたい事だったり目的の方だと以前から気づいている

気づいているのに目の前を通り過ぎていく時間をまざまざと見せつけられてそれでもなお黙って見ていられるのは、
「自分は切羽詰まらないと何も出来ないからな」とか「自分は怠惰な性格だから」と正当化する材料をしこたま溜め込んでいるからだろう


前々からやりたいと思ってた事や、行きたいと思ってた場所も少し考え方をフレキシブルにするだけで途端に自分の中に溶け込んでくる

通勤、通学途中の駅でふと思い立って降りると行きたかったお店があったりするものだし
都内で地下鉄を使っているとこの線の駅と、この線の駅は実はお隣同士だったんですねという気づきにたまに遭遇する



今回はそんな偶然の気づきから欲しかったものを手に入れてあの時のあれに再び出会った話です

長いしちょくちょく話が脱線します
さぁ覚悟してスクロールしてください


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以前Twitterに温泉豆腐のススメを画像と共にUPした事があった
(温泉豆腐とは元々佐賀の嬉野温泉の水を使った湯豆腐で、温泉水の成分によって豆腐が溶けてとろっとろの湯豆腐が出来る この温泉水が家庭でも重曹で再現出来るので全力でオススメしている)


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このツイートに新島村のRR大使のまいらさんが反応してくれてしかもこの温泉豆腐を実際に作ってくれた
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こうゆのは本当に嬉しい
誰にも頼まれていないのに毎日クックパッドにレシピをUPして
TwitterやInstagram等のSNSにも一人で作って一人で食べているご飯をUPして
そんな「リアル孤独のグルメ」を体現しているので時たま何処からかやってきた虚無感に押しつぶされそうになる

果たしてこの料理は誰がために…

なので実際作ってみた的な反響や美味しい的な言葉はすごく嬉しい

飲食店はお客さんがいてその人が美味しいって思ってくれる料理を作って、お客さんに満足してもらう事で作る側は充足感を得る
家庭でも同じだろう
食べてくれる人がいるから料理が出来るし、したいって思える
これは他人の為に何かをする行為で、生きるための「衣食住」という考え方とは違うゾーンにあるんじゃないかなと思う

なので自分で作って自分で食べるという行動の原理は生きるためだったり自己満足が根底にあって他人の為ではない

んー話が小難しくなってきた…

話を戻すとこうゆう反響があるから料理してるし
多分きっと貴方の為に毎日料理してるんだよって思ってる

だからありがとうございますっていつも感謝してます

いやいや話が全然進まない…


件の温泉豆腐です
実際に作ってくれたまいらさんですが気になる事を同時にツイートしてました
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島のり?島のりとは何もの??
と思ってたら親切なまいらさんに色々教えてもらいました
島のりとは伊豆諸島の島々で採れる天然の海苔で海の塩分だったりがそのままダイレクトな感じの海苔らしいです
しかも都内で入手出来るアンテナショップまで教えてもらいました
まいらさんが優しすぎて優しい

島のりも欲しいしアンテナショップも行きたいなと思ってたんですが
しかし結局しばらく行けずに自分の中で未解決案件の箱に入れていました
未解決案件の箱は決して溢れる事はない巨大な箱なのでどんどん中身が増えていきます
「貴方の箱には何が入ってますか?」

そんな島のり及びアンテナショップですが実はゆりかもめの竹芝駅の目の前にあるらしいという情報は仕入れてました
ただ普段ゆりかもめなんて使わないし、ゆりかもめ=お台場行く時の図式が頭にあるので何となく遠い存在でした
仕事の都合で新橋にはちょくちょく行くのでゆりかもめの駅は視認しているけど殆ど使った事はないそんな線

しかし昨日、用事があって築地に行った際に何となく新橋から竹芝までの経路をマップで調べてみたところ
新橋から竹芝まで徒歩20分という事が判明しました
「徒歩20分てお散歩気分で楽勝で歩けるじゃん」
今まで遠いと思っていたところは案外近くて少し視野を広げれば途端に寄り添ってくれる

新橋からお散歩気分で行っちゃおう
島のり買っちゃおう
今まで失くしてたと思ってたものが急に机の引き出しの奥から出てきた様な高揚感で、気分も上々です
何か新しいものに出会えるんじゃないかという期待感

ひたすら竹芝に向かって歩く事30分…
(Googleマップの表示時間より早く着いた事がない)

竹芝の駅前に突如現れる巨大なマストが目印
そもそもここは各島々への船便の発着施設内らしくてその中にアンテナショップがあるみたいです
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施設内で一番気になった所

ロッカーです
ミス椿の写真がプリントされてたり
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伊豆諸島の各島々の写真が綺麗だったり
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待合スペースでちょっとした個展やってるみたいな感じです

もうひとつ気になったのがこれ
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「島民控室」
島民専用の控室があるんだろうか
そこにはめくるめく世界があるんだろうか
気になる
気になるけど僕は島民ではないので行けないです


そんなこんなで探検もそこそこに大本命のアンテナショップに行きます
入口入ってすぐにあるので一旦スルーして探検してたのは内緒です
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アンテナショップ内はカフェが併設されていて伊豆諸島の特産・名産が色々置いてありましま
(ビーサンが棚の一角を占めていたのは何故だろうか)

そんな中で個人的に気になったというか、見覚えのあるこれが置いてありました!
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東京産柚子胡椒
何年か前にロハスフェスタに行った時に初めて出会った柚子胡椒
この柚子胡椒が今まで出会った柚子胡椒の中で暫定1位になっています

使っている材料は柚子、青唐辛子、塩の3つのみ!全て東京産のもの(檜原村の柚子、新島の青唐辛子、青ヶ島の塩)にこだわったこの柚子胡椒
柚子の香りと辛味が鮮烈でそれでいて嫌な辛さが後に残らない最高の柚子胡椒です
お気に入りすぎて、わざわざ日本橋の遠忠商店まで買いに行ったりしました

いやーお久しぶりです

日本橋に行かないと手に入らないと思ってたのに思わぬところで再開しました
そういえばアンテナショップにあって初めて気づきました
「新島も青ヶ島も伊豆諸島だよね

改めて地理的な位置関係だったり色々と気づかされる事の多い日です

そんなこんなで色々ありましたが「島のり」はちゃんと入手出来ました
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ホクホクでうちに帰って、「なるほどなるほどこれが島のりか、味見してやるぜ」
と思ってそのままパクついてたら

「止まらねーーッ!!何これ旨ーーーーーーーッ!!!!!!」

の島のりトランス状態に陥りました

口に入れると海苔のパリパリ感と共に磯の香りが口内に爆発的に広がって噛んでいると奥の方にほんのりと塩味を感じる

た、堪らん!!
強い意志を持って手を止めなければならないのでつまみ食いはオススメしません

いやそのまま食べても美味しいという事はオススメなのでは…

自己判断にお任せします

僕くらいの強い意志のある人間になると
「こいつぁつまみに持ってこいだぜ、島のりとチーズとクラッカーさえあれば無限に酒が飲めるぜーーッ!ヒャッハーーーーー!!!!!」
という至極清廉潔白な考えが去来します
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結果です
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クラッカーにクリームチーズと島のり
軽く塩とブラックペッパー
仕上げにエキストラバージンオイルをひとたらしすると無限酒地獄を呼ぶ凶悪なおつまみになりました

島のり止まらねえ…

島のりと一緒に入手したものがあります

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ラム酒です
このラム酒、小笠原で作られている国産のラム酒で前々から噂は聞いていて気になってて飲みたいとずっと思ってて
ええい!今だ!!!
と思って購入

結果このラム酒も良きでした

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定番のモヒートにして飲んだんですが
ラム酒独特の香りが良くて、鼻腔に抜ける香りが華やかで飲んでいて楽しくなる

良いよラム酒
良い酔い

さてここで終わって
「島のり美味しかったねーラム酒もさいこー」
となれば良いものを頭の中に浮かんだ思いは、
「この島のりでパスタ作ったら勝利が約束されてね?」
でした

夜なのにモリモリ炭水化物とかどうしてくれるよこの思いつき…

料理の思いつきは時に退廃的で、だからこそ魅力的に見えるものです
退廃的な料理こそ自己満足の極みであり一人飯の最上級に位置していると思いませんか

僕は思っているので夜のパスタもいとわない姿勢を示していきます
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『島のりとしらすの和風パスタ』
島のりをベースにした和風のソースにパスタを絡めて
しらすと島のりをモリモリトッピング
これが…
「た、堪らん!」
二度目の堪らんです

今回わかった事として、島のりとは堪らん食べ物という知見が得られました


長々と書き連ねてきましたが終わりです
ここまで読んだ人はえらいです
他人の取り留めもない文章をよく読んでくれました
ありがとうございます


島のり及びアンテナショップをオススメしてくれたまいらさんに感謝しておわり