ベースは同じでもひと手間かけることでおかずがおつまみっぽくなるとか、もっと言えば日本酒に合うようになったり、ワインに合うようになったりする、「魔法のようなひと手間」が欲しい例えば茹でたブロッコリーにオリーブオイルかけるかおかか醤油なのかみたいなやつの強力なの。
ツイッターより引用
雑誌の見出しやネット記事のタイトルになりそうな質問です。
これ正直・・・・
超超超超おおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉ・・・・
悩みました!!
悩み過ぎてそこそこ時間がたってしまったのでこのままなかったかの様に有耶無耶にしてやろうかと思った位です。
悩み過ぎて頭かきむしってたら「あぁ最近切ってないから髪伸びたな、髪切りに行こう」となり。散髪後さっぱりした気分で普通にいつも通りご飯を作り食べている途中に「あああっ!!一手間!!!」と思い出したり。
というのも実は僕は料理における『一手間』という概念がよくわからないんです。
よく料理の写真を見た先輩芸人や周りの人から『旨しそうだけど作れる材料がうちにない』『料理とかめんどくさい』『手間がかかりそうで作りたくない』『ガスコンロとかうちにない』等々。
ガスコンロが自宅にない様なハイパーマクロビ派な人は置いといて、僕は料理するのに手間だとかめんどうだとかあんまり感じた事がないんです。
料理を作った後でレシピをまとめてたら行程が多いなとか、時間かかってるなとかは思いますがめんどうだとは思わないんです。
というか手間をかけたら旨くなるのは道理なんだから!
だから逆に「おい藤井!!86手間かけて旨いものを作れ!!」と言われれば楽勝で出来る。
・・・気がする。きっとたぶん。
だから86手間かけさせてくれええええぇぇぇぇぇぇ!!!!
と思いながら長い事悩んでいました。
いやそもそも手間って何だ?何だその言葉?
手間?手の間??
てのあいだ????
・・・・テノアイダ??????
と一度手間がゲシュタルト崩壊しかけました。
そんな悩み抜いた末に導き出したのは2つの液体でした。
その2つの液体が・・・・
【 浅漬けの素 】
と
【 ガストリック 】
です。
浅漬けの素はみなさんお馴染みのあの野菜を漬けるだけで誰でも簡単に漬け物が出来るあれです。
近所の西友で買ったお墨付きの浅漬けの素。
ガストリックというのはフランス料理の調味料に使われるもので、料理にコクを出したりする際に使用するものですがフレンチに限らず応用が効くので色々な料理に使えます。
というわけでまずは『 一手間 』かけてガストリックを作ります。
【 作り置き用ガストリック 】
材料
グラニュー糖 - 100g
ワインビネガー - 大さじ2杯半
水 - 大さじ2杯半
1:小鍋にグラニュー糖とワインビネガーを入れ混ぜて火にかけます(弱火)
瓶詰めしたら冷蔵で1週間〜10日程保存できるので作り置きしても良いかもしれないです。
そしてこの一手間かけて作ったガストリックを使用して作るのが、
【 ガストリックとクリームチーズの濃厚カナッペ 】
材料
お好みのクラッカー - 数枚
クリームチーズ - 約30g
ガストリック - 小さじ1杯
ブラックペッパー - お好みで
1:クラッカーにクリームチーズを塗ります(クリームチーズは常温に戻しておくと使いやすいです)
2:ガストリックをかけ、お好みでブラックペッパーをふりかけ完成です
見た目的にには黒蜜かけました感のあるクラッカーですが黒蜜程の甘さはなくもっと濃厚で深みのある味になってます。ややスイーツ感もありますがブラックペッパーのピリッとした辛味がおつまみ感を出してます。
【 ガストリックで黒ビール 】
材料
お好みのビール - コップ1杯
ガストリック - 小さじ半分くらい
1:ビールにガストリックを入れ軽くステアするだけ
普通のビールにガストリックを入れるだけでコクと苦味のある黒ビールに早変わり!!
ビールというか発泡酒、というか第3のビールに使いましたがちゃんと黒ビール感あります。
ガストリックのクラッカーの方が濃厚でコクのあるおつまみなので黒ビールとの相性抜群です!!
と容量の都合上前編はここまでです。
後編は浅漬けの素編です。
後編へ続く