小学生の頃って作文を書く機会がちょくちょくありましたよね。
読書感想文だったり、学年が変わるごとにクラスの思い出を書かされて文集にしたり、卒業時にも書きました。
イレギュラーに先生が道徳の時間に急に作文の宿題を持ち込んだりもしましたね。
僕は小学校4年生の時に学年の最後の課題が作文でした。その時書いた作文のテーマが『 10年後の自分 』でした。
小学校4年生、10歳。つまり20歳という成年になった時に何になってるか予想してみようというものでした。
要は将来の夢を書きましょうってものでした。
読書感想文や道徳作文なんかよりよっぽど気が利いた作文のテーマで書きやすいです。
そうそう、僕は小学校3年生くらいまでの記憶がほとんどと言っていいほどありません。
なんででしょう・・・・単純に覚えていない自分が怖いし、小さい頃の記憶が少ないってなんだか残念です。
そんなない記憶の中でも鮮明に覚えているのは学校からの帰り道に小さい用水路があって、ある場所にものすごく大きな赤いアメリカザリガニがいたことです。
僕はそのアメリカザリガニの事を真剣に本当の親だと思っていました。今うちにいるのは偽りの親だと。
今でもなんでそう思っていたのかわからないです。
・・・・単純に痛い子で片付けられないような暗いものがあるのではないか。思い返してみるとそうとしか思えません。
・・・・いや単にすげー馬鹿な子だったんでしょうね。
そうそう、10歳の頃僕が作文に書いた将来の予想は、『 20歳の僕は冒険家になっているだろう 』でした。
あぁそうだそうだ。
僕は冒険家に強い憧れがあった。世界を股にかけた冒険家になりたかったんだ。行ったことないところに行きたくて、知らないことが知りたくて。
今でも冒険という言葉に強く惹かれている自分がいます。
『 旅行 』という言葉を使うより『 旅 』って言ったり。なんか旅って言った方が冒険感がないですか?
フラワーカンパニーズの『 元少年の歌 』のMVの冒頭で子どもが「 冒険だー! 」「 反抗だー! 」というやりとりがありますがあれがすごい好きです。
小学校に入る前、保育園に通っていた頃の夢は『 工事中屋さん 』だったそうです。『 パワーショベルになりたいんだ! 』そう言っていたと母親がそう言ってました。なんででしょうそれは若干覚えている気がします。
無駄によく穴を掘る子どもでした。
子どもの頃って何をするのでも今までしたことないことをするのはワクワクしました。
小学生の頃よく実家の周りを冒険と称して散策したり、近所にあった採石場で新種の化石を発見するんだと自分に言い聞かせて遊んでいました。
子どもにとっての隣町は異世界と同義。
前に誰かが言っていましたが、確かに行動範囲の狭い子どもにとっては大人における近所は知らない世界です。宇宙の果ても深海の底も隣の街も知らない世界。
東京に出てきて、電車で15分圏内くらいだったら近いと思える現状はだいぶ成長したと言えるんでしょうか。
実家の近くを散策(冒険)していた話に戻して、実家の裏手には畑があってうちと畑を挟むように大きくはないですが竹林がありました。
その竹林によく分け入っては笹で手を切っていました。
笹の葉ってすごく鋭利ですよね。一瞬で皮一枚持ってかれてます。
でもなんでかあの鬱蒼と茂った竹が僕の心を鷲掴んでいたんでしょう。
理由もなく冒険という名の散策は頻繁に行われていました。
ちょうどこの時期春先から春にかけて竹林の中に筍と思しき地面の出っ張りやもろに地中から顔を出した筍がよく生えていました。
竹冠に旬で『 筍 』。
筍の由来は一旬で竹に成長するからだそうで。
確かに昔竹林で、こないだまで筍生えているなーと思っていたら次見た時には僕の身長位になっていたり。
成長が著しく早いです。
まぁでもだから旬の食材としてたのしめるんでしょう。
というわけで今回のテーマは筍料理です。
近所のスーパーで筍が安かったので思わず買ってきました。
水煮になっている筍は便利なんですが生から湯がいた筍の食感には遠く及ばないですね。
まぁでもアク抜きが多少面倒ではあるんですがそれだけの価値はあります。
とりあえず筍のアク抜きから。
米ぬかで煮て~っていうのが一般的ですが今回は米ぬかなんて必要ないぜ、米さえあれば充分て方法でアク抜きします。
筍の穂先を落として、皮に切れ込みを入れます。
鍋に筍が浸るくらいに水をはり、米を一つかみ(約0.3合~0.4合分位)入れて鍋の中で若干米を研ぐ感じで混ぜます。
水が若干白く濁ったら筍と鷹の爪を入れて煮ます。
出てきたアクを取りながら根元の部分に竹串がすっと入るくらいまで煮ます。
火を止め、そのまま自然に冷まします。
一晩置いておくとしっかりと冷まします。
外側の皮を剥いて水洗いして筍の下ごしらえはオッケーです。
このままタッパーに水を入れ、毎日水を変えれば1週間弱は保ちますが、風味が段々落ちてくるので早めに使った方が良いです。
筍の下ごしらえも終わったのでメイン料理に取り掛かります。
今回作るのは、
と
【 筍と舞茸のパンピザ 】
定番の筍ご飯や若竹煮も良いんですが今日は目先を変えて洋でいきます。
実は近所のパン屋でブール(フランスパンの生地のまん丸のパン)を買ってきたのでそれを使いたくて。パンはその日のうちに食べるのが一番美味しいですから。
付け合わせは今料理系の雑誌には必ず載っていて、にわかに流行っている(?)らしいラペです。
材料
『 春キャベツ・オレンジ・筍のラペ 』
・春キャベツ ー 約葉2枚分
・オレンジ ー 1/2玉
・筍 ー 50g
・塩 ー ひとつまみ
・リンゴ酢 ー 大さじ3杯
・オリーブオイル ー 大さじ1杯
『 筍と舞茸のパンピザ 』
・筍 ー 1/3本分
・トマトソース ー パン1枚に対して大さじ1杯
・舞茸 ー 適量
・ミックスチーズ ー 適量
・ブラックペッパー ー お好みで
・オリーブオイル ー 適量
まずはラペから、
1:春キャベツを千切りに、筍は下の方の固い辺りを細切りに、オレンジは皮を剥いて1房を3等分くらいに切る。
2:ボウルに材料と調味料を入れてさっくりと混ぜて完成です。
続いて筍と舞茸のパンピザを、
パンに材料乗せて焼くだけなんでレシピというレシピではないですが。
トマトソースは先月の回で使ったトマトソースを流用します。↓↓
1:筍は薄めのいちょう切りに、舞茸は細かく解しておく。
2:ブールを適度な厚さでスライスする。
薄すぎると具が漏れてきたりしますし、厚すぎるともさもさした食感になってしまうので。
※下の写真がブールですが、買ってきた直後に焼きたてなのが判明して我慢できずに端っこのクラスト多めの部分をつまみ食いしました。
3:スライスしたパンにトマトソースを一番下に塗り、筍、舞茸、チーズの順で乗せてオリーブオイルを少量かける。お好みでブラックペッパーをかけても良いです。
4:アルミホイルを敷いたオーブントースターか魚焼きグリルでチーズに焦げ目が付くくらいまで焼いて完成です。
(アルミホイルの表面にオリーブオイルを塗っておくとパンの下の部分がよりカリッとなって美味しいです)
ブールのパリパリのクラストが焼くことでさらにカリカリになって、そこに筍の食感が加わって良い感じです。舞茸の旨みも良い感じで合っていて美味しいです。
ワインだワイン!俄然ワインです!
これは大人のおつまみからお子さんのおやつまで汎用性のある料理だな。
春キャベツのラペはこのパンピザによく合う。
味付けはほんのりで春キャベツの甘さが感じられる。さっぱりしていていくらでも食べられる気がします。止まらねーぜ!
このままパンに乗せてオープンサンドにしても良いですね。
ワインでも良いんですが、サングリアみたいなさっぱりと飲めるものがよく合うかと。
飲んでばっかだな・・・・
筍は和とか中華が多いイメージですけど、洋でも全然幅広く使えます。
和食や中華の筍に飽きたら是非。
ラペは作り置きしておくと5日位は冷蔵庫で保つんで便利です。
・・・・あ、でも一人なんで大量に作らないので遅くても3日でうちのラペはなくなります。
良かったら是非試してみてください。
ラペもパンピザもワインによく合いますよー
ちょっとだけ優雅で良い香りのある生活になるかましれないですよ。
本日のワインの肴
・筍と舞茸のパンピザ
・春キャベツとオレンジと筍のラペ
【出演ライブ情報!!】
『 ぶちぬき魂!プレーオフ 』
日時:5月5日(木)
開場14:45 開演15:00
会場:新宿バッシュ!!
http://vitus.main.jp/accessvashmap.htm
チケット:500円(前売り当日共に)
ご予約はこちらのコメント欄か下記藤井21のツイッターの方にお願い致します。
『 北野ファームライブ 』
日時:6月1日(水)
開場:19:00 開演:19:30
会場:新宿レフカダ
チケット:前売り1000円+1ドリンク 当日1200円+1ドリンク
お手数ですがご予約は新宿レフカダか、
ブログコメント、もしくわ下記の藤井21のTwitterアカウントにリプライを送って下さい。
【 事務所ライブ情報 !! 】
『 コントツアーズ 』
日時:4月16日(土)
開場:14:45 開演15:00
チケット:前売り1000円 当日1200円
↓↓↓↓予約フォーム↓↓↓
bit.ly/1T90myv
出演者(予定):荒ぶる神々、がじゅまる、かっぽんかっぽん、昨日のカレーを温めて、シルキーライン、ホロッコ、マッハスピード豪速球
上記ライブ全て、このブログのコメントか藤井21のTwitter
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でもバシバシご予約受け付け致します。
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