藤井孝昌です。

 

米航空宇宙局(NASA)は国際宇宙ステーション(ISS)に係留しているボーイングの新宇宙船スターライナーの有人での飛行試験続行を断念すると発表しました。

 

スターライナーは米国の飛行士2人を乗せ、フロリダ州を出発しISSに到着しました。地上でエンジン周辺のへヘリウム漏れが確認されましたが「飛行は可能」と判断し出発しました。しかし、飛行中に漏出箇所が増え、到着直前にはエンジン28期のうち5基が停止、うち1基は再起動できない状態となりました。

 

これにより、飛行士の帰路の安全が確保できないと判断し、試験は往復10日間の予定から飛行士の滞在を8カ月に延長します。帰還については実績のあるスペースXの宇宙船で来年2月を予定しています。