藤井孝昌です。

 

お酒を飲むと気が緩み、「薬を飲み忘れたからお酒で流し込む」という危険行為が増える傾向にあります。

 

薬は水で服用することを前提に作られており、コップ1杯程度の水または白湯で飲むのが基本です。ジュースであっても薬の吸収や効果に影響しますが、特にお酒は注意が必要になります。

 

市販薬の風邪薬は処方薬に比べて効き目が弱いというイメージがありますが、医療機関で風と診断されて処方される薬と大きな違いはありません。ドラッグストアで簡単に手に入る風邪薬や解熱鎮痛薬であっても中枢神経に作用します。

 

そして、アルコールには中枢神経の抑制作用があるため、飲み合わせることで認知機能の低下や眠気などの症状を引き起こすことがあります。

 

個人差はありますが、ビール中瓶1本分のアルコールを分解するのに男性は2時間強、女性は3時間程度かかるといわれています。市販・処方薬に関わらず、薬を服用するときは、体内でアルコールが分解された後に服用することが望ましいです。

 

また、飲酒中や飲酒後はもちろん、飲酒前に薬を飲むこともよくありません。薬を飲んだとは飲酒を控えることがよいです。