ものを見るときは、当たり前ですが目を使って見ていますよね。

目を定義するとしたら、「外部からの視覚情報をとらえ、投影された映像を脳に送ることによって「見る」ことを可能にする器官」という感じでしょうか。


(画像:藤田眼科医院様より)

光を感知し、ものを見る時に目で起きていることは下記のような順序を辿ります。

① 最初に、光が角膜を通過する。


② 虹彩が眼内に入ってくる光の量を調節する。(眩しければ虹彩が狭まり、暗ければ拡がる。)


③ 毛様体とチン小帯が連動して凸レンズの形をしている水晶体の厚みを調整して、ピント合わせる。


④ 水晶体で屈折した光はゼリー状の硝子体を通過。


⑤ 硝子体を通過した光は、網膜にぶつかり映像になる


⑥ 映像は視神経を通り、脳に伝達される。いわゆるものが見えているということになります。

「目で見る」という行為は、実はさまざまな組織が連動して行っています。

そして、人は目で多くの情報を取り入れています。「人は見た目が9割」という本で書かれているメラビアンの法則では、人が他人から受けとる情報の割合は、顔の表情55%声の質や大きさ・テンポ38%話す言葉の内容7%、となっているそうです。

因みに、「人は見た目が9割」では、非言語コミュニケーションの大切さが書かれた良い本です。(見た目が良けりゃ全て上手く的な内容ではありません)

目から受け取る情報が、人の判断の大半を占める「目」ですが、スマホやパソコンの普及に伴い、目の症状を抱えている人が増えています。

目と歯は一生ものですから、大切に使いたいですね。