真夏日の松江は、今日も30℃を超える暑さでした。  
その強い光の中で、帰り道の車窓からふと稲穂が揺れているのが見えました。  
  
稲の穂がつきはじめるのは、  
夏の盛りでありながら、確かに“秋へ向かう気配”が訪れている証。  

暑さに包まれた景色の中で、その静かな変化が心にそっと触れてきました。  
  
そして、お墓参りの帰りに目にしたイチジクの実。  
大きな葉の影に守られるように、  
まだ淡い緑色の実がいくつも育っていました。  
   
真夏の強い日差しの下でも、  
季節は着実に次の巡りへ向かっている。  
そのことを、イチジクの実が静かに教えてくれているようでした。  
   
実がつくということは、  
時が流れ、  
光と影を受けながら、  
その木が確かに“歩みを続けてきた”という証でもあります。  
   
私たちの暮らしも同じで、  
どれほど暑さが厳しい日でも、  
どれほど慌ただしい時間が続いても、  
その中で見つけた小さな気づきが、  
次の季節へ向かう心の余白をそっと育ててくれるのだと思います。  
   
真夏日の光の奥には、  
すでに秋へ向かう静かな巡りが息づいている。  
   
今日見つけたイチジクの実は、  
その巡りの中で、  
ひとつのやさしい合図のように感じました。