皆様、一週間お疲れ様でしたニコニコ

 

今週も暑かったですね。。

 

私は明日からのオープンハウスの

 

準備やポスティングでバタバタして

 

いました真顔

 

今日はビールが美味いゾ~ウシシ

 

さて住宅の性能を現す言葉で

 

「UA値」という専門用語を耳に

 

することがあると思います。

 

改めて「UA値」について説明させて

 

頂きますので、ご参照ください。。

 

 

 

UA値(ユニット・アレイ・ベンチマーク値)は、

 

建物の断熱性能を評価するための指標です。

 

これは、建物全体の熱損失を示すもので、

 

具体的には次のように定義されます。

UA値の定義

UA値は、建物全体の外皮平均熱貫流率

 

を示すもので以下のように計算されます。

 

UA値= ∑(U×A)​ / 延床面積

 

この「U」とか「A」というのは

  • U値(熱貫流率): これは、材料や構造の単位面積あたりの熱の移動のしやすさを示す値です。U値が低いほど断熱性能が高いことを示します
  • A(面積): これは、各部分の表面積を示します。外壁、屋根、床、窓など、建物の各部分ごとに異なります。

 「A」の面積で、「外壁、屋根、床、窓」と説明しましたが、

 

この部分の性能が高ければ高いほど数値は良化する

 

ことになりますビックリマーク

 

ここで聞きなれない言葉が出てきました

 

「熱貫流率」です。この用語について説明します。

 

熱貫流率(ねつかんりゅうりつ、U値)は、

 

建物や材料がどれだけ熱を通すかを

 

示す指標で、単位面積あたりの熱の

 

移動速度を表します。

 

具体的には、以下のような内容です。

熱貫流率(U値)の定義

熱貫流率は、建物の外壁、屋根、床、窓などの

 

構造部材を通じて、内部と外部の温度差が

 

1度(1K)のときに、1平方メートルあたりに

 

どれだけの熱(ワット)が移動するかを示します。

 

単位は W/m²K(ワット毎平方メートルケルビン)

 

で表されます。

熱貫流率の計算方法もありますが、

今日は省略します真顔

熱貫流率の重要性

熱貫流率が低いほど断熱性能が高いことを

 

意味します。つまり、外気温と内気温の差が

 

あっても、熱が移動しにくくなります。

 

これは、建物のエネルギー効率を高め、

 

冷暖房費の削減や環境負荷の低減につながります。

 

電気代が高騰している昨今、少ない電気代で

 

家を効率よく冷房したり暖房したりするには

 

こうした性能が不可欠になりますニコ

 

【樹脂サッシなど高性能な窓を使用すると

 数値は良化する】

 

こうした数値でUA値というのは

 

計算されます。

 

UA値の重要性

UA値が低いほど、建物全体の

 

断熱性能が高いことを示します。

 

断熱性能が高い建物は、室内の温度を

 

一定に保ちやすく、エネルギー消費を

 

抑えることができます。これにより、

 

暖房費や冷房費の節約、環境負荷

 

の軽減などのメリットがあります。

日本の基準

日本では、建物の省エネルギー基準として

 

UA値が広く用いられています。

 

例えば、地域ごとに異なる基準値が

 

設定されており、寒冷地ではより厳しい

 

基準が設けられています。

 

では実際どのようにしてUA値を

 

高めて(数値は低い方が良い、ややこしい!)

 

いるのでしょうか!?

建物の断熱性能を高めるために

以下のような対策を取っています

1. 高性能な断熱材を使用する

断熱材は建物の断熱性能を大きく左右します。

 

高性能な断熱材を使用することで、熱の流出入

 

を効果的に防ぐことができます。

 

以下の種類の断熱材があります。

  • グラスウール: 繊維状のガラスを固めたもので、一般的に使用される断熱材。
  • 発泡ウレタン: スプレーで吹き付けるタイプとパネル状のタイプがあり、優れた断熱性能を持つ。
  • セルロースファイバー: リサイクル紙から作られる環境に優しい断熱材。
【セルロースファイバー】
 
【グラスウール】
 

2. 高断熱性能の窓を採用する

窓は熱の出入りが大きい部分なので、

 

高断熱性能の窓を使用することが重要です。

  • 複層ガラス(ペアガラス): 二枚以上のガラスの間に空気層を設けたもの。
  • Low-Eガラス: 特殊な金属膜をコーティングして、熱の放射を抑えるガラス。
【大きな窓は、外の気温の影響を大きく受ける
ので、高性能の窓が必要になる。
窓の数を少なくしたり、小さな窓を使うと
UA値の数値は良くなる】
 
3. 気密性の向上

断熱性能を高めるためには、建物の気密性を

 

向上させることも重要です。隙間風を防ぐことで、

 

断熱効果を高めることができます。

  • シーリング材の使用: 窓やドアの周囲、壁の接合部などにシーリング材を使用して隙間をなくす。
  • 気密シートの使用: 内部と外部の空気の流れを遮断するためのシートを使用する。
【気密シート】
 

5. 自然通気工法の利用

自然通気工法を採用することで、

 

夏季の室内温度上昇を抑えることができます。

  • 軒下換気口の設置: 軒下に換気口を設けることで、外気を取り入れて熱を排出する。
  • 壁内通気層の設置: 壁の中に通気層を設け、自然換気を促進する。
【壁と壁の間にスキマをあけ、空気の通り道を作る
写真右側のように、板を打ち付け、その上に壁を
作ることで、スキマができ、空気が通るように
なる】
 
 

6. 適切な設計と施工

断熱性能を高めるためには、適切な設計と施工

 

が不可欠です。建物の形状や向き、素材の選定、

 

施工の精度などが重要です。

  • 断熱計画の立案: 建物全体の断熱計画を立て、効果的な断熱対策を実施する。
  • 施工品質の確保: 施工時に隙間や不備がないように厳格な品質管理を行う。
【スキマができないようウレタンでふさぐ】
 
 

これらの対策を組み合わせることで、

 

建物の断熱性能を大幅に向上させること

 

ができます。

 

まとめ

 

UA値の説明と算出方法について

 

説明させて頂きましたが、高性能な家づくりは

 

省エネ時代、電気代高騰時代に必須になって

 

きています。

 

一番大事なのは「施工」です。

 

窓も断熱材も「性能表示」がされていますが、

 

キチンと施工されて、はじめてその性能が

 

発揮されます。

 

しっかりとした施工が出来る会社を選んで

 

いくことも重要ですね真顔

 

6/15、6/16はオープンハウスです。

 

その会場でまた性能談義が出来ればと

 

思います。

 

皆様のご来場をお待ちしております。

 

 

 

 

 

 

本日は以上です。

 

最後までお付き合いありがとうございました。

 

皆様、良い週末をチョキ