皆様こんにちは!

暑いですねメラメラ
 
現場に行くのがツライ時期に
 
なってきました汗
 
さて昨日も告知しましたが
 
週末、お施主様のご厚意に
 
よりましてオープンハウスを
 
行う運びとなっておりますニコニコ
 
K様、ご協力誠にありがとうございますビックリマーク
 
 
皆様、是非ご来場頂き、自然素材の素晴らしさ、
 
木が出す室内の空気質の気持ち良さを
 
体感しにきてください音譜
 
 
さて、今日もリフォーム現場の調査に
 
行ってきました。築60年の建物でしたが、
 
いつかリフォームする時期が来ます。
 
その際、いかに費用を抑えることが
 
できるか。その考え方の一つを
 
ご紹介しますビックリマーク
 
それは「可変性」パンチ!

可変性とは

住宅の可変性とは、住まいの内部構造や

 

機能を住人のライフスタイルや家族構成

 

の変化に応じて柔軟に変更できる能力を

 

指します。

 

これは、長期的な住み心地や価値の維持、

 

さらには持続可能な住環境の実現にとっ

 

て重要です。

 

 

 

【柱をなるべく配置せず、将来リフォームする際に

邪魔にならないようにする】

 

 

可変性の重要性

 

ライフステージの変化に対応

 

家族の成長や減少、仕事環境の変化など、

 

住まい手のライフステージに合わせて住宅

 

を変えることができます。

 

長寿命化

 

柔軟な構造により、家を長期間使用

 

することが可能となり、環境負荷を軽減

 

できます。

 

資産価値の向上

 

可変性が高い住宅は、将来的なリフォームや

 

改修が容易なため、資産価値を維持しやすいです。

可変性を高める設計ポイント

モジュール化

 

モジュールごとに設計することで、

 

各部屋や空間を容易に変更・移動

 

できます。例えば、壁を取り外し可能に

 

することで、リビングとダイニングを

 

一体化したり、分けたりすることが可能です。

 

フレキシブルな間取り

 

初期設計の段階で、将来的な間取り変更を

 

考慮した設計を行います。

 

スライドドアや可動式の仕切り壁を使用

 

することで、簡単に部屋のサイズや用途を

 

変えることができます。

 

多機能な空間

 

一つの空間が複数の用途を持つように

 

設計することで、住まいの柔軟性を高めます。

 

例えば、リビングルームをオフィスや

 

ゲストルームとしても使用できるようにします。

 

【従来の日本家屋は取ることの出来ない柱が

多く、取れる柱、取れない柱は設計士、現場監督が

建物の構造や周囲の柱の配置などを見て判断している】

 

設備の配置を工夫

 

キッチンやバスルームなどの設備を

 

移動可能な設計にすることで、

 

将来的なリフォームを容易にします。

 

配管や電気配線も可動性を考慮して

 

設計することが重要です。

 

【キッチン、お風呂を新しい場所にするには

配管も必要になります。配管も新しい場所

に設置しやすいよう、新築時に設計して

おくとグッドです】

 

システム家具の活用

 

収納や家具をシステム化し、

 

移動や組み替えが容易なものを

 

使用することで、空間の使い方を

 

柔軟に変更できます。

具体的な可変性の事例

スケルトン・インフィル住宅

 

構造体(スケルトン)と内装(インフィル)を

 

分けて設計することで、内装の変更が容易

 

になります。

 

スケルトン・インフィルと聞いたことが

 

ある方も多いと思いますが、

 

ポイントとなる部分なので説明します。

 

 

スケルトン・インフィル(Skeleton & Infill)とは、

 

住宅や建物を「構造体(スケルトン)」と

 

「内装・設備(インフィル)」に分けて設計

 

する方法です。

 

この方法により、建物の基本的な構造は

 

そのままに、内装や設備を柔軟に変更

 

できるようになります。

スケルトン(Skeleton)

スケルトンは、建物の基本的な構造部分

 

を指します。具体的には、以下の要素が含まれます。

  • : 建物の骨組みを支える垂直の構造材。
  • : 柱同士をつなぎ、床や天井を支える水平の構造材。
  • 外壁: 建物の外側を覆い、天候や外部の影響から内部を守る壁。
  • 基礎: 建物を地面に固定し、安定させる部分。

これらの構造部分は、建物の寿命と共に

 

長期間使用されることを前提に設計されます。

 

長期間使用を前提なので、特に耐震性を

 

持たせるのは重要になります真顔

 

【基礎の中の鉄筋の量もマシマシで耐震性を

高めます】

 

インフィル(Infill)

インフィルは、内装や設備など居住者の

 

生活に直接関わる部分を指します。

 

具体的には、以下の要素が含まれます。

 

内壁:

 部屋を区切るための壁。

取り外しや移動が可能なものもあります。

 

床材

室内の床を覆う材料。交換や変更が容易です。

 

天井

室内の天井部分

デザインや機能に応じて変更可能です。

 

設備

キッチン、バスルーム、トイレなどの

生活に必要な設備。配置換えや更新が

容易です。

スケルトン・インフィルのメリット

 

柔軟性

ライフスタイルや家族構成の変化に応じて、

 

内装や設備を簡単に変更できます。

 

例えば、子供が成長したら部屋の

 

間取りを変えるなどが容易にできます。

 

長寿命

スケルトン部分は長期間使用されるため、

 

建物全体の寿命が延びます。

 

一方で、インフィル部分は定期的に

 

更新できるため、常に最新の設備や

 

デザインを取り入れることができます。

 

コスト効率

インフィル部分の変更が容易なため、

 

大規模なリフォームが必要な場合でも

 

コストを抑えることができます。

 

また、更新や改修の際に建物全体を

 

解体する必要がないため、

 

廃棄物の削減にもつながります。

スケルトン・インフィルの具体的な例

オフィスビル

スケルトン部分としての強固な構造体を持ち、

 

各フロアのインフィル部分をテナントのニーズ

 

に合わせて変更可能にすることで、

 

さまざまな企業に対応できます。

 

集合住宅

スケルトンとしての堅固な外枠を維持しながら

 

各住戸の内装や設備を自由に変更できる

 

設計とすることで、住民の多様なニーズに

 

対応できます。

まとめ

スケルトン・インフィルは、建物の基本構造と

 

内装・設備を分けて設計することで、長期的な

 

視点での柔軟性や持続可能性を高める

 

アプローチです。この方法により、住まい手の

 

ライフスタイルの変化に対応しやすく、

 

結果として快適で経済的な住環境を

 

実現することができます。

 

 

それでもって出来上がりは・・・・

 

 

壁は容易に解体でき、将来の間取りが変更スムーズに。

 

 

住宅の可変性を高めることは、

 

住まい手のライフスタイルの変化に

 

柔軟に対応し、長期的な住み心地や

 

価値の維持に寄与します。

 

モジュール化やフレキシブルな間取り、

 

多機能な空間設計など、さまざまな工夫を

 

取り入れることで、可変性の高い住宅を

 

実現できます。

 

これから新築される方は

 

「可変性のある住宅」ということも

 

頭に入れておいてくださいねニコニコ

 

将来のリフォーム時にお得に

 

なりますよパー

 

本日は以上です。

 

暑いですので水分補給をしっかり

 

してくださいねニコ