皆様、おはようございます。

 

今日は雨汗汗

 

サクラの花も散っています・・

 

【事務所から見えるサクラの木。なんだかんだ言っても庭に

 木があると心が安らぎます】

 

【今日の雨で花が散りそうです・・】

 

さて、昨日の続編

 

〇3軒協力して、市所有の水路を

  共同購入するために動き出した

 

〇ただ1軒は昔から自宅の相続手続きが

 出来ていない

 

〇その1軒は相続人同志の協力体制が無い

 

要約するとこんな感じです。

 

何はともあれ、その1軒に同意してもらわないと

 

事が前に進みません・・。なんせ、3軒にまたがって

 

いる「水路」を共同で購入する必要があるん

 

ですから・・・

 

土地家屋調査士、司法書士とも連携しながら

 

その1軒の相続人全員に同意がもらえ、

 

土地の所有権を今住んでいる方にすること

 

ができるかどうか。

 

まずは、長年コンタクトを取っていない遠方に

 

いる兄弟さんに手紙を出し、現状、事情、

 

解決策をお伝えすることからスタート。

 

【相続人は住んでいる長男、遠方の次男、

 

三男の三人】

 

そして、今の自宅の名義は自分にしたい

 

ので、自宅の価値を算出し、それを兄弟で

 

均等に現金にして他2名にお渡しする、

 

という提案を弁護士

 

にも入ってもらいながら行いました。

 

【ここまで4か月を要しています】

 

兄弟さんなら、出雲の土地の価格というのを

 

理解してもらえることが多いと思いますが、

 

兄弟のお一人は亡くなっており、新たな相続人

 

はその子供さん3人でした。この3人には

 

ほぼ面識がないし、出雲で育っていないので

 

土地の相場を理解してもらえません。。

 

こちらが提示した金額が「安すぎる!」

 

と思われたようです。。

 

色々な資料を提示しても納得頂けないため、

 

不動産鑑定士に土地の評価をしてもらい、

 

それを疎明資料として提出し、提示金額の

 

妥当性を示しました。

 

あれこれあれこれやっていますが、

 

なかなか解決時期が見えません・・・

 

もう1軒の方は早く家を建てたい・・・

 

ただ家を建てるには金融機関に

 

住宅ローンを出してもらう必要が

 

あります。

 

敷地が「水路」で分断されているので、

 

【見た目は一つの土地なのに、真ん中に

 

「水路」があり、土地が分断されている状態】

 

 

 

担保【いざという時に、売ってお金を

 

回収する】としての価値が無い

 

【このような土地は誰も欲しくない】

 

という判断で「担保としては不適格」

 

金融機関は融資をしてくれませんゲロー

 

だからといって、こちらもいつ手続きが

 

終了するか不明な相続協議を待って

 

いられません・・

 

そこで、まず最初に

 

〇市に水路の「占有許可」を依頼。

 

この写真のように、水路に橋を施工する時は

 

水路の所有者である「市」「県」に許可を求めます。

 

この許可のことを「占有許可」といいます。

 

これと同じように敷地にある水路の

 

上を使用しても良い、という許可を出して

 

もらうよう、交渉しました。

 

協議のうえ、

 

〇年間地代を市に払う【水路部分】

 

〇許可は1年更新【状況を

 都度報告してね、ということ】

 

〇早期にこの現状を解決すること

 

を状況に「占有許可」を出してもらえました・・

 

さあ、次は金融機関への交渉です目

 

〇市が占有許可を出している

 

〇借主の属性問題無し

 

〇土地を担保処分しても占有許可は

 次の所有者にも有効

 

との論法で交渉、交渉、交渉・・

 

ま、通常ではあり得ない土地の状況です。

 

断る金融機関が全てのなか

 

ある金融機関が、住宅ローンに

 

応じる判断をしてくれましたメラメラ

 

「占有許可」が出ていることも重要ですが、

 

借主の属性(勤務先、収入、勤続年数など)

 

が良いことが一番の理由だと推察します。

 

この金融機関の担当の方も、

 

本部担当部署への根回しや書類の

 

やり取りに奔走して頂きました。感謝感謝です。

 

こうして、家は着工出来ましたが、

 

もう1軒の相続手続きは一向に

 

進みませんもやもや

 

この問題を解決しない限り、3軒は

 

枕を高くして寝ることは出来ません。

 

そして同意しない相続人に対して、

 

また別の手を講じたのでした・・

 

続きはまた明日・・・