皆さま、こんにちは。
木の色合いや手触りは、私たちの心をほっと癒してくれます
住まいに木の家具があると、自然なぬくもりを感じますよね。
木の家具は、大きく2種類に分けることができます。
ひとつは「無垢材（むくざい）家具」もうひとつは
「突板（つきいた）家具」と呼ばれるもの。
どちらの家具も、普段からきっと目にしていると思います。
お手持ちの家具がどちらなのか、ご存知ですか
無垢材家具
無垢材家具とは、森で育った天然木を切って、削って製材して
作られた家具のことです。
無垢材家具の特徴は、経年変化があること。
純粋な材木から仕立てられる為、年月を経るごとに木の風合い
がゆっくりと変化していきます。
重厚感と耐久性があるので、丁寧にお手入れをしながら数十年
にわたって長く愛用することができます。
まさに、一生ものの家具と言えますね
一方で、反りや割れ、狂いなどが生じることがあったり、重量
が重い、高価といったデメリットもあります。
突板家具
突板家具は、薄くスライスした木のシートを合板やベニヤ板
などに貼り付けたもの。
無垢材よりも軽くて扱いやすく、価格も抑えめです。
家具の知識がない人が見ると、無垢材家具とそうそう見分けが
つきませんが、表面のシート部分が剥がれると下の芯材が出て
きてしまい修復が難しいのが難点
傷が付きやすい場所で使う家具としては、やや不向きと言えます。
無垢材の難点は、乾燥によるひび割れや湿気による反りを起こし
やすく、汚れなどをそのまま木肌に吸い込んでしまうことです。
木の本来の手触りや風合いを味わうためには、塗装はせず素の
状態で楽しむのが一番かもしれませんが、それでは外部からの
影響を直に受けてしまい、長期間の使用においては良い状態が
損なわれてしまいかねません。
そこで、表面を傷や汚れ、水分から保護し、見た目にもツヤの
ある美しい仕上がりにするため、多くの家具には、ウレタン塗装
やラッカー塗装、オイルフィニッシュなど、何らかの塗装が
施されています。
もちろん、何も塗装を施さない無塗装で使用することもできます。
無塗装の場合は、天然の木材そのままの木肌なので、水や汚れに
弱く傷も付きやすいですが、あえてそのダメージを楽しむという
方法もあります
いずれにせよ、埃や汚れが蓄積しないように使った後には拭い
たり、乾燥、湿気、カビが発生しないように気をつけたりと、
マメなお手入れやメンテナンスが必要になってきますが、家具
を長く大切にすることも、日々の暮らしの中での楽しみの１つ
になるかもしれませんね。
家具職人さんにオーダーしたトチのダイニングテーブル
きちんと作られた無垢材家具はとても丈夫で、大切に使えば一生
ものの財産となります。
特に、リビングやダイニングのテーブルは人が触れる機会が多い
ですし、椅子やソファーなどは重たい体を支えるため無垢材で
作られた家具がおすすめ
長く使うほど、色に深みが出て、味のあるヴィンテージ感が
生まれてきます。
すべて無垢材家具で揃えようとすると、どうしても高額になって
しまい、一生ものの家具なので一度購入してしまうと好みが
変わったときに買い換えることが難しくなります。
高額な無垢家具をいきなり買うのではなく、自分の好みがはっきり
と分かってから、今の暮らしだけでなく5年後、10年後まで想像
して、家にずっと置いておきたい無垢材家具を購入するほうがいい
かもしれませんね
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本日は以上です。
最後に本日の植物の紹介です。
バラ科 ヘビイチゴ です。
田のあぜや湿った草地に生える多年草。茎は長く地をはい、
葉は３小葉からなる。花は径１．２～１．５㎝、５個のガクが
ある。花のあと、花床はふくらんでつやのない淡紅色の果床と
なり、表面にそう果が多数つく。花期は４～６月。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございます