皆さま、こんにちは。
10/21のブログで、「手元に必要な資金を減らしてまで頭金を
増やすのは避けた方が無難です」とお話ししました。
新居での暮らしが始まると、
「道路からの視線が気になるから目隠しフェンスが欲しい」
「持ち込んだ家具を使うつもりだったけど、色あせて見えるから
新居に合うものに買い替えたい」
など、想定外の出費が発生しがちです。
また、万が一に備えた生活費の他、しゃけにゃ自動車税などの
定期的な支出に対応できるようにしておかなければなりません。
新築後に家族を増やす計画があるなら、出産費用や奥様の
休職に向けた準備も必要になることでしょう。
…考えれば考えるほど金額が膨らんでしまいそうです。
では、実際にどのくらいの金額を確保すれば、不安を和らげる
ことができるのでしょう。
緊急時に対応するための最小限の目安は、月収の3~6カ月分
だと言われています。
この3カ月という期間は、
自己都合により退職した人が失業手当を受けられない
「給付制限」の期間でもあります。
ちなみに、失業手当を受給するには、
・定期的にハローワークで失業認定を受ける
・期間内に労働収入を得る場合は、金額の多少にかかわらず
報告する
などの義務がありますから、収入の大幅な減少は免れません。
無事に失業手当が支給されたとしても、就労時と同じレベルを
確保できません。
ですから、手持ち資金3カ月分というのは、まさに必要最小限と
言えるでしょう。
ここで、参考として総務省統計局が令和3年8月10日に公表した
労働力調査(令和3年4~6月期平均)を紹介します。
この3カ月間の失業者は233万人で、前年同期より19万人
増えています。
失業から再就職までの期間は、
「3カ月未満」・・・95万人(前年同期に比べ2万人増)
「3カ月以上」・・・135万人8前年同期に比べ19万人増)
「3カ月以上のうち1年以上」・・・74万人(前年同期に比べ19万人増)
となっています。
定年退職も含めた数値ではありますが、住宅ローンを返済中だったら
と想像するとヒヤッとしませんか?
頭金を増やすことを優先したために手持ち資金が減り、新居での
生活が始まってから苦労したという事例は少なくありません。
家づくりの予算配分を決める時は、手持ち資金の安全予算について
も慎重に検討することをおすすめします。
本日の記事が、少しでも皆さまの家づくりに役立てれば幸いです
それでは最後に、本日の植物の紹介です。
モクセイ科 キンモクセイ です。
キンモクセイは9月下旬から10月中旬に、強い芳香のある橙黄色の
小さな花を枝に密生させて咲く。特に夜間は、近くになくても香りが
感じられるほどに強く香る。
キンモクセイは、花が白色のギンモクセイの変種とされ、日本では、
ふつう雄株のみが植栽されているといわれてる。キンモクセイに果実
がついたといわれることもあるが、大概はギンモクセイです。
ギンモクセイにも芳香はあるがキンモクセイほど顕著ではない。
葉は楕円形で縁にとげのある粗大鋸歯が規則正しく並んでいる。
家の近所を散歩しているとよく金木犀の香りがします。
この香りがしてくると、「あ~秋だな~」と感じますね
本日は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございます