皆様、ごめんください。
土曜日の昼下がり、如何お過ごしでしょうか。
最近は同業者、取引先では「ウッドショック」の話題
で持ち切りです![]()
まだ国内産木材の調達が困難という実感はありませんが、
合板、デッキ材など、木材の値段は上がりつつあるのは
間違いないですね。
どうなることやら・・・
さて、今日のテーマは「人生100年時代をにらんだ住宅づくり」
についてです。
住宅をこれから建てようとしている方は、
・断熱性
・気密性
・耐震性
などを気にされる方が多いと思います。
実際に住宅メーカーの見学会に行くと、
断熱材は〇〇を使用しています、
耐震等級は〇〇です、、など性能の話を
よく聞かれると思います。
ただ皆様、どうでしょう。。
「耐久性」の話を聞かれたことがある方は少ない
のではないでしょうか。
例えば、耐震等級2,3は確かに地震に強い
ですが、20年後も30年後も新築当時の強度
があるかは不明です。
木が腐ったり、シロアリにやられたりしたら
耐震等級の安全性も担保できません。
【構造部分(スケルトン)と内装(インフィル)を明快に分け
て作る「びおハウス」。構造は100年持つ強度とし、内装は
時代、暮らし方に合わせ、簡単にリフォームできる作りと
している】
また最近の台風は年々強烈になってきていますが、
ガルバの屋根は、板(野地板)に釘で打ち付けて止めています。
この打ち付けている板が腐ってくると、釘は止めが利かなくなり
屋根は飛んでいきます![]()
メンテナンス、定期点検は必須で、耐久性に大きく
関連してくる事柄です。
「耐久性」というのは今のところ、数値で現したり、指標が
あるわけではありません。
耐久性を良くするために考えらる対策は、
・スケルトン(骨組み・構造)とインフィル(内装)を分ける
⇒リフォーム、メンテをしやすくするため
・定期的に点検・メンテナンスを行う
・構造材は4寸角を使用する
・メンテナンスをしやすい作りとする
などが考えられます。
人生100年時代になり、人生の終盤で大型リフォーム
するのは年齢的にも経済的にも辛くなります。
ひと昔の住宅は30年程度でガタが来ていましたが、
今の時代、その程度で住宅にガタが来られても
困ります。
・アフターは即対応できる体制
・構造を明快にしておく骨組み
・細かく図面を作り、将来、図面を
見れば、建築業者なら対応できる書類作成
・自然素材を多く使用する
(木や紙、漆喰、珪藻土などは廃盤がない)
そうした100年時代を見据えた家づくりにも
こだわっていきたいと思います。
本日も最後までお付き合い頂きまして
ありがとうございます。
皆様、良い週末をお過ごしください![]()
