家づくりの際、よく聞くフレーズに「地鎮祭」があると思います。
「じちんさい」と読みますが、耳にしたことはあっても、実際にどのようなことをするのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
地鎮祭には二つの意味合いがあります。
一つ目は、住宅の新築工事を始める前に、その地域の神様をまつり、土地の利用を許可してもらうよう祝い鎮め、ご挨拶すること。
二つ目は、工事の安全と無事に完了することを願い、そこに住む家族の健康と繁栄を祈るものです。
地鎮祭は、施主となる人が土地を購入した後、工事に着手する前に行います。
全体的な流れは、まず土地の神様にお酒、野菜、果物など捧げ物をし、お祓いや祝詞をあげた後、お施主様と施工会社が初めて鍬や鋤を入れ、工事の無事を祈ります。
地鎮祭は古くから伝わってきた習わしであり、家を建てる人皆が必ず行わなければならないという義務的なものではありません。
そのため、最近では、地鎮祭をしないケースや、地鎮祭を行わずに代わりにお祓いをすることもあります。
どんな形であれ、その土地に住まわせてもらうことに対して感謝の気持ちを持つことが、最も大切なのではないかと思います。
地鎮祭は、ほとんどのお施主様にとって、人生にきっと一度しか経験することがないであろうイベント。
地鎮祭を行うと、「いよいよ工事着工だ」と気持ちが高まります。
日常ではなかなか経験できない厳粛な雰囲気に身を置いて、これから無事に家が建つよう祈ることは、家族の思い出や大切な家に対する想いの原点になり、精神的な意味でも節目となるはずです
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