家づくりにおいて、多くの人が「家事動線の良い間取りにしたい」と考えているのではないでしょうか。

 

その中でも、様々なスタイルがあって、家庭の色が出やすいのがキッチンです。

 

生活の基本である「食」を支えるキッチンは、暮らしの要であり、住まいの中心的存在と言っても過言ではありません。

 

料理が好きな人も、そうでない人も、毎日使う場所だからこそ、自分たちの暮らしに合ったキッチンを作りたいですよね。

 


人気の対面キッチン

 

ひとくちにキッチンと言っても、その種類は様々。

 

「いろんな形のキッチンがあってどれがいいのか迷う」という人や「そもそもキッチンの種類がわからない」という人も多いのではないでしょうか。

 

最近の家づくりで主流となっているのは、対面キッチンです。

 

対面キッチンは、リビングやダイニングと対面になっているので、家の中を見渡すことができ、
家族と会話をしながら作業ができたり、子どもの様子がわかったり、テレビを見ながら家事ができるので人気があるスタイルです。

 

その対面キッチンの中にも、実は数多くの種類があります。

 

単なる形状の違いだけでなく、それぞれが特徴を持ち合わせていますので、主なものをご紹介したいと思います。

 


対面キッチンの種類

 

◆ アイランドキッチン
名前の通り、壁面から離れて配置され、島のようになっているキッチンのこと。
壁と接していないので、視線を遮るものがなく開放感があります。
キッチンの周りをくるくると回ることができる動線の良さも魅力です。

 

 

◆ ペニンシュラキッチン
ペニンシュラとは英語で“半島”という意味で、キッチンの左右どちらか壁面に付いている形です。
壁側にコンロを設置することで部屋に臭いや汚れが広がるのを防いでくれます。

アイランドキッチンのような開放感がありながらもそれほど広さを確保する必要がないので、間取りの制約も少なめです。

 

 

◆ Ⅰ型キッチン

Ⅰ型キッチンとは、コンロからシンクまでが横一直線に並んでいるキッチンのこと。

一般的な住宅で、最も多く使われている形です。

キッチンの前にカウンター(腰壁)ができますが、ダイニングやリビングを見渡すことができるので、セミオープンキッチンとも呼ばれます。

 


◆ セパレートキッチン(Ⅱ型)
セパレートキッチンは、シンクとコンロを別々に分けたキッチンのことで、台が2つに別れるので、その形からⅡ型キッチンとも呼ばれます。
シンクとコンロそれぞれの横に広々と使える作業スペースを設けることができるので、複数人での調理作業にも向いています。
通常のキッチンよりも幅が短くなるため、横にスライド距離が減り、動線が短くなります。

 

 

◆ L型キッチン
台の形がL字型で、シンクとコンロが対立するような位置に設置されているのが特徴です。
横へスライドする移動が少なくなるため動線が短くなり、広さを確保できるので調理作業が効率的にできます。

 


◆ 番外編
リビングダイニングよりも一段下げたキッチン。
段差を利用することで、リビングやダイニングにいる家族とキッチンで作業する人の目線が同じ高さになり、コミュニケーションが取りやすく、安心感が生まれます。

 

 


人気の対面キッチンですが、選ぶキッチンの形によって間取りのレイアウトが大きく変わってくるので、間取りのプランを考える前に「どんなキッチンにしたいか」少しでも検討をつけておくことをおすすめします。

 

いろいろな種類があって、それぞれのスタイルにメリットとデメリットがあるので、特徴を抑えて、暮らしに合ったものを選んでくださいね イエローハーツ

 

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