今日は一日、雨予報の出雲
ムシムシとしていますが、事務所の窓を開けていると、時折心地よい風が通り抜けてくれます
平成7年に建てた弊社の事務所は、築24年を迎えようとしていますが、未だかつて外壁のメンテナンスをしたことがありません!
外壁材に使用したレッドシダー(米杉)は、色味が抜けてグレーっぽくなっている部分、雨が染みて黒っぽくなっている部分、赤みを帯びて艶が出ている部分、茶色い木の色を保っている部分、グラデーションになっていたり、まだらになっていたり、場所によって色味が変化しています。
こういった自然素材である木の外壁の「経年変化」を、「なんだか汚らしい…」と感じる人もいるかもしれませんが、「味があって魅力的!」と捉えれば、建物にもより愛着が沸いてくるような気がします。
巷では、「古美る(ふるびる)」という表現もあるみたいですが、時が経ち、より一層味わい深く、美しくなっていく過程を楽しめるのは自然素材ならではですね
壁の色味や質感に変化はあるものの、木自体が腐ったりはしていません。
木材を使った外壁って、意外と長持ちするんですね。
新築木造住宅で主流となっている窯業系サイディングは、豊富なデザインから選べるのが魅力で、初期費用も安く済みます。
しかし、劣化が早く、10年を目安にメンテナンスやリフォームが必要になるようです。
木の外壁は、初期費用は安くはないものの、耐久性やメンテナンス性にも優れているため、
ランニングコストを考えると長い目でみればお得になるかもしれません
何より、自然素材の持つ味わい、経年美のおもしろさがありますよね。
事務所の外壁も、今後どんな変化を見せてくれるのか、楽しみです
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株式会社 藤原木材産業
http://www.fujiharamokuzai.co.jp
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