とりあえず月組千秋楽の後に出してくれたことにホッとする。今までのニュースって結構「この時期に?」というのが多かったので。

内容は従前から伝えられているものが多く目新しさに欠けますが。

そして割とお題目というか、ふわっとした理想論だけ語られて具体的な手法まで示されていないところが不安ですね。

一番心配なのは劇団員から吸い上げた意見を精査して改善に落とし込む人材が確保できているの?ということ。

正規の職員のポストを増やすのって、偉い人は嫌がりますからね。

かといって外部のコンサルタントは突飛な手法を取り入れて引っ掻き回してハイおしまい!ってパターンもあり、結局現場が混乱して終わるという可能性もある。

組織風土の改革というのはその組織の構成員の意識改革から始まるわけで、今まで無意識にやってきたことを意識的(しかも否定的に)やる必要があるので、負担も大きいし時間もかかります。

だからこれらの改革で劇団員・スタッフの過重労働が減ったのか効果測定を測定を定期的に行い、組織が変わっていくことを内外に周知することも忘れずにやって欲しいと思います。

 

またこういった意識改革は音楽学校にも反映させてもらいたいなあと思います。

タカラジェンヌの音楽学校時代のエピソードの中には忙しくて眠かったというの必ずありますものね。

まだ10代の音楽学校生で体が資本の舞台で働くための体づくりのために無理をさせ過ぎないで欲しい。

若いうちはレッスンすればするほど自分の成長を感じるから、大人がセーブし休養の大切さを教えてもらいたい。

そして初舞台ロケットも振付がどんどん高度化していきますが、初舞台生の顔見世をゆっくり楽しめる簡素な構成になっても良いような気がします。