宙組公演再開のお知らせ/宙組特別公演『Le Grand Escalier -ル・グラン・エスカリエ-』の上演について
2024.04.13
 
このたびの宝塚歌劇団宙組劇団員の逝去を受け、ご遺族の皆様には心よりお詫び申し上げます。また、宙組公演につきましては、公演中止や演目変更等により、お客様に大変なご心配とご迷惑をおかけしたこと、誠に申し訳なくあらためて深くお詫び申し上げます。
この度、下記公演より宙組公演を再開させていただきます。これまでお芝居とショーの2本立て公演をお届けしていたところ、今回は宙組にとりましておよそ半年ぶりの公演となることから、十分な準備期間を確保し公演の万全を期すため、ショーのみの開催となること、ご容赦、ご斟酌賜れれば幸いです。出演者・スタッフ一同、誠心誠意、心を込めて舞台づくりに務めてまいります。
今後も5組がそろって公演をお届けできるよう、安心・安全に舞台に立てる態勢づくりに努めてまいる所存でございますので、今後ともご支援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

2024年 4月13日
宝塚歌劇団
  
宙組特別公演
■主演・・・芹香 斗亜、春乃 さくら

◆宝塚大劇場:2024年6月20日(木)~6月30日(日)<一般前売 未定>
◆東京宝塚劇場:2024年7月20日(土)~8月25日(日)<一般前売 未定>

レビュー
『Le Grand Escalier -ル・グラン・エスカリエ-』
作・演出/齋藤 吉正

わが国初となるレビュー『吾が巴里よ<モン・パリ>』が、欧米視察を経た岸田辰彌の帰朝作品として1927年に上演されて以降、様々なレビュー作品を生み出してきた宝塚歌劇。その110年の節目の年に、積み重ねてきた歴史と、携わってきた先人たちへのオマージュを込めた華麗なるレビュー作品をお届け致します。
魅惑のパリに踊る紳士淑女達、グラナダの闘牛場に立つ勇敢なマタドール、ニューヨークの摩天楼を夢見るダウンタウンの青年達・・・。そして彼らが追い求める夢の先には眩い光彩が照らし出す荘厳な大階段(Le Grand Escalier)が! 胸躍る美しい宝塚歌劇の名曲と共にお届けするドリーミングステージ。

[座席料金]
宝塚大劇場:SS席6,500円、S席5,000円、A席3,500円、B席2,500円
東京宝塚劇場:SS席6,500円、S席5,500円、A席3,500円、B席2,500円

※一般前売開始日、公演日時については、後日あらためてお知らせします。
 

 

合意書が締結されたのでいずれ再開と思っていましたが、とうとう決定。

私は宙組再開は賛成していましたが、それは宙組ファンだからという理由ではありません。

上手く言葉にできませんが、亡くなった有愛きいさんへの哀悼の意を表するのに、一度は宙組公演をした方が良いというか。

なし崩しに宙組生を組替えして4組と専科に戻して何事もなかったようにして欲しくないというか。「再開できて良かった」で済まさず、今後の宝塚がどう変わるべきなのか、改めて考えて欲しいし、自分も観客として考えたいです。

 

再開は齋藤先生のショー。

宝塚の名曲を使用し、宝塚の象徴ともいえる「大階段」をテーマにしたショー。

個人的にはワークショップ的なものの方が華美になり過ぎず良いのではないかと思っていましたが、ショーのみ1幕物で安心しました。座席料金的に60分よりは長いかもしれませんが。

それでも公演座談会や初日・千秋楽の挨拶、貸切公演の有無など気になることはありますが、一つ一つクリアしていくことが宙組再開に必要なステップになるのでしょう。

 

前に、生徒に対しての制裁を受けたも同然と書きましたが、よく考えれば公演再開で自身を人前に晒すときが制裁をうける瞬間なのかもしれません。

タカラジェンヌはよく「お客様の温かい眼差しがあって舞台に立てる」と言いますが、次の舞台では温かい目だけではないはずです。

宙組生の心が心配です。万全のサポート体制が組まれていることを願います。

 

そして、どうか劇場に献花台を用意してください。

彼女が舞台に生きて存在したことを忘れませんし、一観客として哀悼の意を示したいです。