異動したばかりだからライブ配信のために休暇を取れない~と思っていたのですが、公私ともに立て込んで心身に不調があったので午後半休で帰宅。

なので必然的にライブ配信観ちゃうか…ということで途中からですが休養しながらライブ配信を視聴しました。

 

疲れた頭でも悩まず観られるのはスーツ姿の男役の格好良さとドレス姿の娘役の美しさがあったから。

今ストーリーを思い出そうとしてもなんかよくわかってなくて、ゆりかが格好良くて潤花可愛くて、キキちゃんが小池先生特有の拗らせて詰めの甘い悪人で、ずんちゃんが久々の若手っぽい役だった…みたいなスターの印象しか思い出せない💦

 

ゆりかは滑舌が怪しいところもあった気がしたけど、トータルでは鍛え上げた男役芸をしっかり見せてくれた。

小道具も多ければ殺陣も多いので相当気を遣うだろうに、大変そうに見えないのが凄い。

スーツで立ってるだけでも色気のある男役になったんだな…と感慨深いものがある。

 

潤花は本人の気質に合った飛んでる大公女。元気で明るくて、観ているだけで笑顔になれる娘役。

退団メッセージで過去の映像が流れたけど、元々スタイルが良いと思っていたけど宙組にきて本当に洗練されたんだな~と感心した。

 

そしてスッシーさん。

最後まで飄々とした存在感で素敵でした。

私が初めて観た新人公演が雪組『忠臣蔵』だったから彼女も出ていたんだな~と退団者のメッセージを聞いて思いました。

個人的にはショーでよく踊っていたことを覚えてます。90年代半ばの雪組には寿つかさの他に楓沙樹・天希かおりという同期ダンサーとしのぎを削っていて。ダイナミックなダンスが印象に残ってます。

お芝居では「BOXMAN」で大笑いさせてもらったことを覚えてます。

正塚先生の作品では癖のある役を演じることが多いと思っていたけど、本人も自覚ありだったんですね…

お花渡しは高翔みず希。この2人も同じ舞台に立っていた時期があったなあ。

さお太が専科に行って、また宙組に出演してスッシーとお芝居する日が来るんだろうと確信していたのに…

観る前まではスッシーが退団することがよくわかってなかったみたいだけど、大階段を袴姿で降りてくるスッシーを見て「退団するのか」と遅まきながら実感できて寂しくなってしまいました。

自分より年上のタカラジェンヌが退団されるのは本当に寂しい。

 

あきもやるりこも手堅いいい仕事をしてました。

お花渡しが和希そらで良かったなあと勝手に胸アツ。

あきもは大型スターが多い宙組の中でよく頑張ったなと思う。

るりこは組替えの影響か男役10年超えたせいなのか肩の力が抜けて、ネバセイくらいから中堅をまとめて引っ張っていくような雰囲気も観て取れて。

2人が中心になった「JUNP」も本当に良かった。

 

今回の退団者、挨拶もお花も通常よりあっさりシンプルな方が多かった印象。

カーテンコールも巻いてる感じがしました。

そんな中、カーテン前に真風涼帆と潤花が出てきて、その二人の会話になごみました。

トップコンビが退団するときはカーテン前で最後に挨拶するという定番なやつなのに、潤花が「銀橋出るんですよね」と出る前に確認したようで、それを受けてゆりかが「危ないわ~17年いて観たことないわ(銀橋で挨拶する人)」みたいなことを言ってて受けました。

潤花も笑いながら「適当なこと言ってすみません」と言ってて。

潤花のように天衣無縫な娘役の手綱を持つゆりかの器の大きさが最後まで見られて良かった。

 

他の方の感想や、サヨナラショー終わった後の生徒さんの並びなどで気づいたことなども書きたかったけど、まとめられないのでこの辺で。

気力が戻って書こうと思った時に忘れてないと良いんだけど…