年始に買った酒井順子さんの著作「裏が幸せ」を読んでいます。



単行本が出たのは


2015年ですが


文庫化されたのは


2018年1月になっている出たばかりの本です。



現在は使われなくなった言葉、「裏日本」



つまり日本海側についての話をあれこれと紹介してくれます。



興味深かったのは



秋田美人の話で



日本海側の美人が多いと言われる県が



秋田から一つ飛ばしにあるという説を



実証しようとします。



歴史をさかのぼると


瀬戸内海の航海は狭い海峡が多く



潮流が時間帯によって変わったり



なかなかの難路だった時期が長かったと思われます。



特に壇之浦の合戦があった関門海峡は



潮流の変化が激しかったようで



義経もその潮流の変化を利用して勝利しています。



何が言いたいかというと



北部九州から関門海峡を抜けて



瀬戸内海に入るのは


非常に困難だったということです。



もしそうだとすると


朝鮮半島から北部九州に入ってきた人や物は



瀬戸内海に入らずに


対馬海流に乗って



山陰や若狭や能登などに広がったのではないでしょうか。



裏日本と呼ばれた日本海側は



歴史からみても非常に興味深いエリアです。