ワインには自然派ワインというのがあるそうです。

自然派ワインは、日本でいう「有機農法」のブドウを使い、畑(自然)由来の天然酵母によって醸造が特徴。厳密に言うともっと原則があるようです。

自然派ワインは農薬と化学肥料で育ったブドウと、培養用の酵母を添加して手軽に作ったワインと比べると手間ヒマがかかるでしょうね。


日本酒でも有機農法の米を使ったものを見かけます。


また、日本酒は醸造過程で乳酸菌のはたらきを必要とします。一般にはこの乳酸菌を添加する方法(ソクジョウ)が多いようですが、古くからの造りにこだわる蔵では醸造段階で蔵に棲む乳酸菌を自然的に取り込むのを待つところもあります。

この醸造方法を一般に「生(き)モト」と呼びます。「山廃造り」という醸造方法はよく聞く名前ですが、これは「生モト」の一種です。


有機農法の米+「生モト」系で造った酒は、『自然派日本酒』といったところでしょうか。


ちなみに群馬県では

「生モト」で造る酒蔵は、

○金星酒造

「山廃」で造る酒蔵は、

○「島岡酒造」

○「山川酒造」

がありますね。


なぜ、このような日記を書いたのか、

先日、ドライブ中に偶然見つけた山川酒造さんで日本酒を買ってきたからさ。


FUJIMIMURAの田畑から-image
江戸時代の創業らしいです。


FUJIMIMURAの田畑から-image
購入したのは、この生原酒と本醸造「東光(とうこう)」。生原酒は甘い香りがたまらねぇっす。

山廃の酒は乳酸菌の影響か、甘酸っぱさが特徴です。この酸味は開栓すると時間を追うごとに落ち着いてくるので、数日間味の変化が楽しめます。MURA長は開栓後、1~2日目の味がすきです。