藤ヶ谷陽介・内田達也と共に闘うGamba Osaka Supporter's blog -2ページ目

【前半戦レビュー】2年ぶりのJ1で待ち受けていたものとは・・・

ついこの間 ワールドカップの23人が発表されたかと思っていたら 気付けば彼らはすでに日本にはおらず いよいよ本大会ムードになってきました。
さて そんなワールドカップムードで流されてしまう前に ガンバ大阪の開幕から先日の仙台戦までを振り返ってみたいと思います。
まず 今シーズンの開幕にあたってクラブに起きた変化から。
1)9年間在籍した藤ヶ谷陽介が退団し、「代表候補」東口順昭が入団した。(攻撃しか見ていない大多数のサポーターは失点を全て藤ヶ谷の責任にしていたため 次なる擦り付けを喰らうのが誰かは かなりの関心事であった。)
2)ユニフォームは2年周期でデザインが変わる傾向にあったが、今季は昨季のデザインを全く持ち越さなかった。
3)戦うリーグがJ1になった。=長谷川健太でJ1を戦うことになった
4)選手入場時に歌っていた「la la ガンバ大阪」が廃止された。
以上の変化を経て リーグ戦はここまで16位。ACL組とは勝ち点ですら並んでいないので 中断明けまでこの順位が上がることはありません。14試合 わずか14得点の攻撃陣が足を引っ張り たった4勝。7敗のうち5試合が完封負け。守備も序盤こそ 安定の兆しを見せ「流れの中からは失点していない」という謎の流行語が生まれたものの、得点数を上回る19失点では とても安定しているとは言いがたいです。3失点が1試合だけなのは降格の年(今年も降格しそうなので この言い方が正しいかは微妙ですが)を考えれば結構なことですが、それと同様に3得点が1試合(カップ戦も含めば2試合)だけなのは序盤の宇佐美の離脱だけでは説明がつきませんし 単純な失点数減を喜んでいる場合ではない気がします。
加えて 問題なのはクラブサイド、特に監督が この状況をいささか楽観視しているということです。まるで過去残留争いに慣れていて 降格したことがないかのように。鼻についた監督コメント等は その都度紹介したので ここでは省略しますが。
昨年から「誰が出ても同じ」という名のもと、選手個々の飛び抜けた部分を潰し 均質化を押し進めた長谷川体制下で 「我」が残っているのは遠藤や岩下くらいでしょうか。こうして メンバーが変わっても大崩れこそしないものの これといった特長のないチームが出来上がりました。
それから「強いクラブになるために不可欠な代表レベルのGKの獲得」をクラブが本当の意味でわかっていなかったこともこの成績に大きく影響していると言えます。すなわち開幕の段階で東口を取った(まして河田も帰ってきた)から守備は大丈夫だろうと思っていなかったか という点には疑問が残ります。事実 最後数試合こそ木村がベンチ入りしたものの、大半の試合で東口スタメン・河田ベンチという構図は変わりませんでした。これでは高め合うGK陣という関係が成り立っていたとは とても言えないでしょう。東口を本気でブラジルに滑り込ませるには 東口だけを集中的に鍛えればいいとしか思っていなかったのでしょう。松代引退後の藤ヶ谷のパフォーマンスを見て このクラブは未だにそんな考え方をしているから能無しだと言われるんですよ。
ただ それも藤ヶ谷のガンバ退団と磐田への移籍が彼の意志によるもの(世間的にはガンバサイドから追い出したように見られていますが、彼が自分から磐田に行きたいと言ったのだとしたら)だったと考えれば説明がつきそうな気がします。経験の少ない木村・田尻だけでJ1を戦うわけにはいかないので、取りあえず 名前「は」知られている東口を下部組織出身というコネで連れてきた。ただし とんだコネで第一GKを奪われた新潟に一言お願いを添えられて。「ブラジル大会の代表にしてあげて」と。これでガンバは困りました。第一GKを失った上に いくら代表招集経験があるからといって ユースにすら昇格出来なかった(相手にしなかった)若僧を取りあえず3ヶ月 問答無用で試合に出さなければいけなくなったわけですからね。結果 クラブとして推しているという体で3ヶ月近く戦ったものの ワールドカップの代表からは落選。憶測が過ぎたとしても 久々に大阪に戻ってき
てからのこの3ヶ月は 彼が入団時に話していた「チャレンジ」と本当の意味で呼べるものだったでしょうか。これ以上言うと 東口信者にビービー言われそうなのでこのへんで。
加えて 監督の無能さも たびたびクローズアップされるところであります。清水時代から飛び交っていた怒濤の精神論攻撃。パフォーマンスに関わらず 進行する特定の選手(東口、丹羽、大森、リンスetc.)への依存はチームの底上げを妨げる一方です。(大森に関しては 全く戦力になっていないとまでは言いませんが、球離れの遅いドリブラー=シュートが第一にない選手 が限界を迎えるのは目に見えています。ガス欠に対する監督の見切りの悪さも気になりますが・・・。)これは「選手を信用している」から正当化されていい話ではなく、「誰が出ても同じ」だからこそ あってはいけない話です。例えば 遠藤を怪我や疲労以外の理由でベンチに座らせるという選択肢が 宇佐美の離脱云々の前にあったかということ。東口や丹羽をコンディションを理由にメンバー外にすることをどのくらい真面目に考えたかということ。勝っても負けても選手の頑張りだけを称え、この監督が厳しい意見を口にすることは全
くありません。J2の昨季は ごまかせたことでも J1のチームは見逃してくれません。先日
中断前に選手たちに掛けた「この中断期間中にいい練習をして再開後に備えよう」という言葉を聞く限り 「巻き返し」といっても高が知れているのかなと思います。ストライカーの獲得に乗り出しているとかいないとかいう状況らしいですが、どうせ また個を潰されるのがオチでしょう。何かしらの理由で宇佐美が再び離脱することになれば 点が取れなくなって 流れの中からは失点しなくなって・・・。どうやら無限ループにはまってしまったようです。

【レビュー】ナビスコ第6節仙台戦

公式戦20試合で8度目の無得点ゲーム。しょうがないですか?監督が望んでいるんですからね。そのデータに加え、今季 逆転したことはCity戦の9分間しかありません。すなわち先制しないと勝てない、もっと言えば 先制されたら勝てない 勝てるはずがないわけです。理由は簡単、点が取れないから。点が取れなくても失点しなければ それでいい。そういうサッカーを監督が要求するからです。選手は 監督というリモコンに操られ「誰が出ても同じ」ようなことをやらされているに過ぎないのです。
個の飛び抜けた部分を潰し 均質化を押し進めた上、ろくな方向性も示せず ただ勝ち点だけを失っていく ある種の「長谷川マジック」には怒りを通り越して感心してしまいます。以前は1人厳しいことを言っているイメージのあった宇佐美のコメントすら長谷川化したきたことで それを痛感する今日この頃であります。「選手は頑張ってくれた」この日の会見で必死にフォローするべく連呼していましたけど、まだ わかっていないようなのでもう1回言います。試合に全力を出す(=「頑張る」)のは プロなんだから当たり前なの!!
失点直前に二川outで丹羽を入れようとしたのは 逃げの采配と見てよろしいですね?ダメ川監督!!守備が安定しているのではなくて ボールを取りに行かないだけでしょ?以前 どこかで言われてた表現を借りてくれば、「ボールを奪う」守備ではなく「ゴールを守る」守備をやっているに過ぎないのです。極端に言えば、ゴールライン上に11人が並んでいるのと大差ないわけで。
それから何とか口くんは 1失点で済んだので どう勘違いしているか知りませんが、この日 ガチな方で「どいひー」でしたね。いや ひねくれているとかではなくて。開始5分足らずで2本のミスキック。佐々木勇人のボテボテ枠外シュートに慌てて反応し あわやコーナーかといったファンブル。ピンチの直後 間を入れて 味方を落ち着けることもなく(言うなれば彼が一番落ち着いていないわけですが) 得意の「早いフィード」で3秒後には再びピンチを誘発。クラブや一部のアンチ藤ヶ谷派がやたら持ち上げるので 同じフル出場でも 見ているだけで疲れます。藤ヶ谷と同じプレーをしても いちいちスーパープレー呼ばわりですからね。そんなに嫌いですか 藤ヶ谷が?足を踏まれたんですか?暴言でも吐かれたんですか?ちゃんと見たこともないくせに よくそこまで 全てを知っているかのような口調で批判できますね(自分ですら 彼の全てを知っているとは思い
ませんけど そのくらいの言い草ですからね)。それに 何とか口も ここまで別に大したことは何一つしていないです。むしろ足を引っ張っている上に ボールパーソンにキレるという横暴をかましていて
(プロ選手の)好感度(謙虚さetc.)としては圧倒的に劣っているくらいです。まあ 中断を挟めば、河田の時代が来るでしょう。というか こんなへっぽこの茶番に付き合うのはもうたくさんです。
仙台戦が彼のガンバでのラストゲームですから(勝手に締めますが)最後くらい名前を呼んであげましょうか。東口くん、ワールドカップイヤーということで 流れ上 使ってきたけど 今後 君の出番はなさそうだよ。他のサポーターがどう言うか知らないけど、君が思っているほど 役には立っていないから。歯が出ているのは言うまでもないですが、この間 見たら結構 額が広いんですね。「ハゲ」し口と呼ばれないように せいぜい頑張ってください。
*監督に対する意見と東口を含めたGK問題に関しては W杯前にもう1回記事で触れます。せっかちな皆さん、取りあえず あら探しをせずに待っていてください。

いろいろ書きましたが、最後に中断前のガンバを見て 誰もが思っていることを言います。
「つまんねーーー!!!!」

【レビュー】ナビスコ第5節東京戦

紙一重の局面で運良くやられなかったことで勝利が転がりこんできた という印象の東京戦。本当の意味で強くなりたいなら これで満足している場合ではないでしょう。ポスト直撃のシュートもありましたし、1対1のシーンも外してくれたので助かったと取るべきでしょう。
1週間で ここまであっさりリベンジが出来てしまうと本当にあの2失点が敗因だったかのように見えてしまいます。東京が もう少し粘ってくれても良かったのかなとも思ってしまいました。
また この日はポーランドの審判団でしたが、微妙なホイッスルの基準の違いに 見ている側が騒いでいては話になりません。もちろん全く問題がなかったとまでは言いませんが、このクラブがもっと高いところを目指しているなら そういう要素にも対応していかなければならないわけで。いつまでも「くたばれ アホの審判」と言っている場合ではないということです。繰り返しますが、もっと高いところを目指すならね。逆に言えば、万年エレベーターチームで一喜一憂しているなら構わないということです。

最後に。ジョンがいるなら5番 いらなくない?ハーフタイムの鳥かごで 自分がミスしたのに人のせいにして輪の真ん中に入ろうとしなかったシーンを目にしました。自分も経験があるので 自分から中に入るのは気が進まないのはわからないわけではないですが、プロのましてCBですよね?本当に監督が見ていないと好き勝手やり放題なんですね。プロ意識のかけらも感じられませんでしたけど。