開運お片付けサービスの教祖と信者の物語 | 断捨離で私のごきげん人生

断捨離で私のごきげん人生

子育てに不安、部屋が片付かなくてため息、何をしても続かない・・
焦りの中、断捨離に出会う

断捨離☆本格始動 家の7割のモノを手放す

2022年 成人スチル病発症
入院中に断捨離検定1級受験→合格\(^o^)/

断捨離でごきげんに生きるとは?



✳︎あらすじ✳︎
ハウスクリーニングサービスで働く高岡紅は、丁寧な仕事と気配りで指名が入るほど信頼を得ていたが、待遇の悪さや部下の対応に腐心する日々に疑問を抱いていた。
そんな折、十代から水商売で身を立てた母・奈津子から独立を促され起業を決意。
仕事は軌道に乗り、親しい顧客の勧めで「開運お掃除サービス」を新たな事業として立ち上げる。
そんな紅のブログがインフルエンサーの目に留まり、書籍出版とセミナー開催の運びに。
経験を活かした実践術と母親譲りの弁舌で聞くものを魅了し、一躍時の人になるも、ある日、紅のメソッドを曲解した教え子の行動がSNSで批判されているという知らせを受ける。
窮地に追い込まれた紅は起死回生を図るのだが……。自己啓発と承認欲求の闇を撃つ問題作。

心がざわつき少し恐れを抱きながら手に取った本

なぜ恐る?

私の今の世界がもしかしたら偽りの世界!?
と気づくのが怖いのか

サロン、コミュニティ、セミナー、仲間作り
磨けば運を招く、行動する、出せば入る

同じような言葉、似たような行動
だけどなんか違う

思考停止になっている
行動は似ていても動機に違和感満載

でもね、たくさんの登場人物の中に私自身がいる
不純な動機な時もあるし
思考停止になっている時もあるだろうし
素敵だと思っているあの人を真似して参考にしているつもりがいつの間にか教祖化していることもあるかもしれない

ドキドキしながら読む

私は影響力のあるインフルエンサーになったことはないけど
あるある事例かなと思えるようなリアリティな描写

違和感はあるのに手放せない主人公の葛藤も
他人事とは思えない

この本に登場する(最初は)すごく悪意があるわけでもない
微妙に違和感の人たちへの対応難しい

待てば本人たちが自ら気づくかもしれないし
自ら気づいて欲しいしね

ひでこさんも偽断捨離が跋扈していることを嘆いていたけど
今までも今もいっぱいあるんだろうなぁガーン
(どうしているんでしょう凝視

断捨離のことどこまで理解できているのかハテナはてなマークだけど

でもこの本読んでやっぱり断捨離は違うと思いました
そしてラストまで読んで
ますます、家、心、体を調えてクリエイトすることの大切さを感じました

時に教祖化することもあるかもしれない
信者を取り込もうとするかもしれない
でもきっとその時は自分の違和感が教えてくれる

日々断捨離で違和感センサーを磨いているから

そう、やっぱり断捨離なのですよ