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伝票屋のおやじのブログ

明治生まれの父親から家業を受け継ぎ45年間伝票製本を生活の
糧としてきた経験を綴りたいと思います。

母子手帳

今日6月21日の産経新聞 夕刊に ”とじ込み不具合で母子手帳5000冊再交付 
大阪市”  の見出しでおそらく製本の不具合で有ろう記事が掲載されている。

同業者としては小さな記事だけれど内容的に”ああ~そお~・・・”では見逃せない
文言が最後のほうに書かれている、曰く”市は再交付にかかる費用について、業者
に全額負担を求める方針。” 

@¥120×5000 = ¥60万円、郵便代だけでもこれだけ、勿論手帳そのものも
再作成が必要だし、宛名のプリント、封入代金、お詫びの印刷物、などなど
おそらく、初回より余計にお金がかかる・・・・・・・、印刷会社が多少助けてくれるのか?

製本会社が全てもつのか?・・・・  むかしは不良に対しても割かしおおらかな対応を
世間一般でもしてくれたが最近は交通事故と同じ感覚で即、賠償のはなしになる
一昔前は大体印刷会社が面倒をみてくれて、加工業者は頭をさげる程度で済んだが
さて今回は?

伝票屋のおやじも若い頃から不良の発生には悩まされてきた、一度は10トン トラックで
東京まで製品のお迎えに行ったこともある、相手先では概して現場の人は同情してくれ
御偉いさんは苦言を呈する、それでもへこたれないでやってこれたのは若かったから
だと思う、年をとってから人に頭をさげるのはつらい、で次からはどうすれば不良が
出ないかを考える訳だが、以前は先方から答えを求められることはまずなかった
先方には謝っておわり、以降はこちらがいかに努力するかだったが、最近は先方から
答えを求められる。

自前で考える分には人の感情も織り込んだ解決策を考えるが、先方に説明すると
なるとこれは蚊帳の外、理屈が通れば不良がでないはずの論理になる、でもこれは
理屈で実際は人の気持ちも織り込んで考えないとルールなんて定着しない、2~3
ヶ月もすれば元の木阿弥、同じ様に不良はでる、特に製本(紙加工)作業は手仕事
が大部分だから自然に人がそう行動するようになるルールづけで環境を作るのが肝、
得意先との落としどころに苦労する。

一番手っ取り早いのはチェックを機械化すること、目視なんて何回チェックしても
回数に比例して良くなるものじゃない、二人で検査したから一人より大丈夫かと
言えばノー、でも、一人でだめなら二人でが世間の通り相場、無駄の最たるもの
とは言えチェックを機械化できるかと言えばこれがまた難儀、苦悩は続く・・・・・。

今回のホッチキス不良も伝票屋のおやじには昔、磁気センサーで不良チェックを
してやろうと業者に依頼した経験があるが失敗で終わった、頭で描くほど
簡単なことではない、そうこうしている間に世間ではホッチキスは指を怪我したり
して製造者責任を問われるからこれからは糊着けにしないといけないと言う噂が
聞こえてきたり、成功しても捨てた開発費用は回収できたかな?

製本業者から見れば、わずかな加工代金で不良の対応金額全額を負担しないと
いけないリスクなんてとっても考えられない、良品で納まって当り前、検査チェックの
代金を全然考慮してくれない今の値段なんて理不尽そのもの、今では加工を
する機械本体より検査の機械のほうが高くつく場合だってあるのに!!

まぁ~どこかの業界での契約書で見たことのある、”受領する金額を超える弁済は
致しかねます。”  が最大の防御策か?。


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