現職知事の息子のトンデモ行状が
“暴露”された。
執行猶予中に再び覚醒剤に手を染めた
野呂岳央被告(36)。
父は現職の三重県知事、祖父は元厚生大臣と典型的な
サラブレッドだ。
28日名古屋地裁で初公判があり、
“シャブSEX”の実態が明らかになったのである。
 
野呂は08年12月に覚醒剤と大麻使用の罪で執行猶予付き
の有罪判決を受けた。
直後、薬物から縁を切りたいと遠く離れた小笠原村母島に
移ったが、シャバの空気が合わなかったのか、
わずか3カ月で知人の密売人から覚醒剤を
郵送で購入していた。
「自分で使うだけでは満足しなかったのか、野呂は携帯電話
 のウェブサイトで複数のシャブ中女性と親しくなり、
 船で28時間かけて東京に遠征しては、
 セックスを繰り返していました。
 警察などの調べには
『18歳から覚醒剤を使用した。
 セックスの快感から逃げられなかった』と話しています」
(司法担当記者)
 
今年4月に三重県に戻ってからも知事公舎や新幹線の車内、
コンビニのトイレなどで粉末を鼻に塗って使っていたという。
「執行猶予中に再び覚醒剤に手を染めたことで今度は実刑です。
 依存度も高く、懲役3~5年となるでしょう」
(薬物事件に詳しい弁護士)
 
このバカ息子の父・昭彦知事は
県薬物乱用防止対策推進本部
のトップを務めていて、
年頭の県警視閲式では
「犯罪のない社会に向け奮起してほしい」
と激励していたから皮肉なものだ。
逮捕直後
「すぐそばにいながら気づかなかった。
 子供のために何が出来るか考えたい」
と涙ながらに話していたが、
今後、弁護側の情状証人として法廷に立つことはないという。
「薬物裁判の場合、被告の両親らが
『必ず更生させる。二度と薬物はやらせない』
 と証言することもあります。
 今回それをしないということは、
 完全に見放したのでしょう」
(前出の弁護士)
 
まさにバカにつける薬はないということか。
(日刊ゲンダイ2010年10月29日掲載)

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