まさに「麻生につける薬なし」だ。
28日のぶら下がり会見で、麻生首相がまたも問題発言
をした。
麻生は29日から、被災地の山口と福岡を訪ねる目的に
ついて「(被害状況を)直接自分で見、話を伺いたい」
「(亡くなった方に)お悔やみを申し上げる」
などと説明。
その際に
「まだ出てきていないという方、
まだあとひとつあると聞いてますんで……」
と語った。
行方不明者をモノのように表現し、死亡しているものと決めつけ
ているかのようだ。
テレビでこの発言を知った読者からも
「どうして『おひとり』と言えないのか。
総理ではなく、人間としての節度の問題」との電話があったが、
その通りである。
しかも実際の行方不明者は2人。
人数も間違っているのだから、
「何しに行くの?」と聞きたくなる。
麻生の不適切な発言を数えあげたらきりがない。
先日も「高齢者は働くことしか才能がない」
「80歳で遊びを覚えても遅い」と老人を愚弄していた。
この男、頭は大丈夫か。
政治史研究家で作家の瀧澤中氏が言う。
「この人は自分の発言を相手がどうとらえるかを考えられないんです。
こんな人間になったのはひとえに漫画の読みすぎが原因でしょう。
人の気持ちに配慮できる人はみな、小説のような活字を読んでいるもの。
麻生さん、いまからでも遅くないから、活字を読んでください」
その漫画オタクは8月1日の新潟市を皮切りに地方遊説に出る予定だ。
「行けばまた失言が出るでしょうから、自民党にとってはマイナス。
そもそも、いまさら麻生さんの政策を真面目に聞く人なんかいませんよ。
かつて麻生さんの祖父の吉田茂は演説嫌いで、何かの会合で名前だけ
でいいからしゃべってくださいと頼まれたとき、
“吉田茂です”
とだけ言ってさっさと帰ってしまった。
麻生さんも名前だけにすればいいんです」(瀧澤中氏=前出)
祖父に追いつけなかったのだから、
せめてマネでもしてみたらどうか?。