アナタの預けたお金って何に使われてるか知ってますかぁ? | Dr.Kのブログ

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とんでもない使われ方の可能性もあり!?

金融機関に預けたお金の行方

銀行や郵便局に預けた預貯金。筆者の場合、口座に入金したあと

はほぼ放置状態ですが、みなさんはどうですか?



このお金、引き出したい時に必要なだけ引き出すことができるわけで

すが、まさかそれまでただ金庫に眠っているわけじゃないですよね?


預けたお金って、その間、いったいどうなっているんでしょう?


ファイナンスクリニック代表の藪本亜里さんにお話を伺いました。



「私たちのお金は、預け先である金融機関が利益を得るために企業

や国に貸し出されています。


具体的には、企業への投融資や国債の購入などです」



企業は私たちのお金を活用して経営しているわけですか。


一方の国債って、国が政策を実施するのに必要なお金を借りる際の

借用書みたいなものですよね?


私たちが預けたお金を元手に金融機関が国債を買えば、結果的に私

たちのお金が医療や社会福祉、環境対策といった暮らしを支える政策

に貢献しているという見方もできるはず。


つまり、私たちの預貯金は経済活動や生活向上に役立てられているっ

てことですよね?



「残念ながら、なかには好ましくない使われ方をしているケースもあります。


例えば、リスクの高い企業への投資に過剰に振り向けられたり、


発行した国債で調達した資金をもとに政府がODA(政府開発援助)を行

う際、当初の援助目的は善意であっても、ダムや道路建設などの公共事

業により著しい環境破壊を引き起こしてしまうようなこともあります。



また受け取り先の政府が軍事政権で、少数民族の弾圧に資金が使われ

てしまったりすることも、ままあるといえるでしょう」



結果論とはいえ、自分のお金が暴力や環境破壊に使われている可能性が

あるなんて、ちょっとショック…。


自分の銀行や郵便局がどこに投融資しているか、知ることってできるんで

すか?


「本来は知りたいところですよね。


しかし、金融機関は信用で成り立っている機関ですから、投融資先を開示

するということは、同時に、貸し倒れなどの負債やその可能性もすべて公に

することになります。


また、どこにどれだけの金利で貸し出しているかを公表するとなると、借り

ている企業や団体の機密情報を公表してしまうことにもなってしまいます。


それは、あなたの口座に今いくら預貯金があって、どのくらいのローンを

組んで毎月返済しているか、といった顧客情報を公表するのと同じような

ものですから」



わわわっ、そんなことされたら困ります。


でも、預けたお金が思わぬ使われ方をしている可能性があるにもかかわら

ず、それを知ることができないなんて…。


「私たちは、銀行や郵便局を、高い利率を求めないかわりにマイナスになる

可能性もない第2のお財布として、無条件に“安心だ”“信頼できる”と思って

しまいがちです。


もちろん、きちんと審査したうえで運用をしているはずなので大丈夫だと思い

ますが、時には預けたお金がどうなっているのか考えてみたり、


もっと地域に還元される事業や環境保護につながる物事に使ってほしいなど、

自分がどういうふうに資金を運用したいのか、


さらにいえば何にどう使いたいのか、きちんとお金と向き合ってみることが大

切かもしれません」


まずは、お金を預けている私たち自身が、


「このお金って何に使われているんだろう?」


と関心を持つことも必要なのかもしれないですね。