旺盛な好奇心と賢さを併せ持ち、愛嬌のある姿と行動が魅力
のイルカ。
船と並行して泳ぐなど、人間との接触に警戒心をあまり見せ
ないどころか、イルカの方から寄ってきて人間を癒してくれる。
最近では、発達障害の人がイルカと一緒に泳いで症状の改善
を試みる「イルカセラピー」なる方法も聞かれ、人間にとっては
いろいろな意味で重宝される動物だ。
しかし、野生の世界で生きる動物と人間が深い関係になってし
まうことは、例えそれがイルカであってもお互いに良い状態とは
言えないのかもしれない。
ニュージーランドで野生のイルカと泳いでいた女性は、遊びに
夢中になったイルカに陸へ帰してもらえず、体力を消耗して地元
住民の救助を仰ぐ事態となってしまった。
この一件が起きたのは、ニュージーランド北島の北東部に位置す
る海岸沿いの街マヒア。
この街に面するホーク湾には、昨年から3歳のバンドウイルカが住
み着き、「モコ」の愛称で親しまれている。
地元紙によると、「モコ」が現れるようになってから、一緒に泳ぎたい
と願う観光客が多く訪れているという。
「モコ」を映した動画はYouTube上にも多く投稿されており、人懐っこく
海水浴客の間をゆうゆうと泳いでいる様子や、人が投げた棒を口に挟
んで戻ってくるなど、愛嬌たっぷりの姿を見ることができる。
そんな「モコ」が、世界に注目される事件が昨年3月に起きた。
ホーク湾に親子と思われる2頭のマッコウクジラが迷い込み、人間が
救出活動しているところに「モコ」が出現。
「モコ」は先導役として狭い水路を通り抜け、2頭のクジラを無事に海
に戻したという。
このニュースは世界中のメディアによって伝えられ「モコ」の名声は高
まったのだが、残念ながら今回は持ち前の愛嬌が原因で、1人の女性
が死にかける事態を引き起こしてしまった。
夏には「モコ」目当てに多くの観光客が訪れるマヒアだが、現在の南半
球は冬。
海を訪れる人も少なくなり、人と接する機会が少なくなった「モコ」にとっ
ては、退屈な時間が続いていたのかもしれない。
7月26日の夕方4時半頃、ウェットスーツを着込んだ1人の女性が海に入
ったところ「モコ」と遭遇し、しばらく一緒に泳いで楽しんでいた。
しかし、女性がいざ浜辺に帰ろうとすると、「モコ」はもっと遊びたいとばか
りに女性の周りを泳ぎまわり、陸に戻ることを阻止。
冬の冷たい海の中で体力がなくなり始めた女性は、沖合200メートルにあ
るブイにつかまり、「声を挙げて助けを求めた」(豪放送局ABCより)。
声を聞いた女性の親戚は、飲食店員らの力を借りてボートで現場に向か
い、女性を無事救出。
この飲食店員は「現場に着いたら、彼女はブイにしがみ付いて、凍え死ぬ
かってくらい寒がっていた」(ニュージーランド・ヘラルド紙より)
とコメントしている。
一方、救出された女性は泳ぎに自信があったそうで、かなりの時間を「モコ」
と過ごしたと話し、「戻ろうとしてもモコは遊びたがっていて、そうこうしていた
ら疲れ切ってしまい、パニックになった」そうだ。
ただ、女性は岸で待っていた救護員に対して、
「モコ」は自分に危害を加えようとしたわけではない」
と話し、誤解された印象を人々に与えないか不安がったという。
この一件を受けて、海洋福祉組織の専門家は「モコは人間との付き合いを活
発に求めているが、野生の動物で人間に訓練されたわけではない」
(ニュージーランド・ヘラルド紙より)と警鐘を鳴らす。
また、ニュージーランド地方紙のギズボーン・ヘラルドは
「モコは人間の接触のせいで孤独?」
とする記事で地元住民の女性のエピソードを紹介。
息子らを連れて船で「モコ」と遭遇した際にずっと船のそばを離れず、
「モコの寂しさを感じた」という。
いくら人懐こい姿が可愛いくても、野生の世界に生きる動物への接し方には、
人間側が注意を払わなければならない一例と言えそうだ。
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