この内閣はもうダメだ。
迂回献金報道で火だるまの与謝野馨大臣（７０）に続き、
今度は５大臣を兼務する佐藤勉総務相（５７）にも
“怪しい献金”が浮上した。
談合企業から１０００万円を超えるカネを受け取っていたのだ。
さらに舛添厚労相にも与謝野疑惑が飛び火しそうな雲行きだ。
麻生首相は２５日も、「自分の手で解散」と力んでいたが、
その前に内閣が瓦解しそうだ。
●解散前に内部崩壊
問題の献金を受けていたのは、佐藤大臣が支部長を務める自民
党栃木県第４支部。
２５日、参院総務委で疑惑を指摘した共産党の山下芳生議員によ
ると、この支部は０１～０７年の間、地元の土建業者６社から
計１１４２万円の献金を受けていた。
６社は公取委から０５年に排除勧告を受け、工事を発注した宇都宮
市と国交省に指名停止処分も受けた談合企業である。
国会で佐藤大臣は「把握していない。
よく調べてみたい」と言ったが、そんな言い訳が通用するのか。
「公取委の勧告書では、６社のうち５社については、０１年４月から談
合が行われていたと指摘。
残り１社も０２年４月から行われていたとしています。
佐藤大臣は談合が行われていた真っ最中に、何年も献金を受け続け
ていたことになる。
排除勧告後にも２社からは献金を受け続けていました。
大きく報じられた談合事件だけに、地元の大臣が知らなかったとは思
えません」（山下事務所）
佐藤大臣は夜になってコトの重大さに気づいたのか、「献金を返す。
金額を精査するよう事務所に伝えた」
と報道陣に言い出したが、こんな大臣を任命した麻生首相の責任は重大だ。
「佐藤大臣は０４年に噴出した日歯連事件でも、国会で献金疑惑が追及
された人物です。
厚労政務官時代の５００万円の迂回献金疑惑のほか、それとは別に、
日歯連から受け取った６００万円を慌てて返したこともある。
麻生内閣では、ほかにも、河村官房長官、金子国交相、小渕少子化担当相、
中川前財務相らが献金を返還している。
与謝野大臣の迂回献金疑惑では新たに別ルートも発覚。
７年で１５９０万円の献金を受けていた。
人気の高い舛添厚労相も０４年９月、与謝野大臣側に迂回献金していたオリ
エント貿易主催の講演会で講演した。
親密な関係が疑われています」（永田町事情通）
今回、立て続けに献金疑惑が浮上した２大臣は、合わせて８つのポストを兼務
している。
他大臣の疑惑も炸裂したら内閣は機能停止だが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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