2月の事。
突然、38コ上の俳優のパイセンからラインが来た。(私は32歳)

「お前に話がある。」と。

その38コ上のパイセンは長年お世話になっている方で、パイセンの余命が半年切ったら、生前追悼公演打とう!なんていう間柄。しかし、これまでサシで呼び出された事なんて無かった。

遂に寿命か。

内心ヒヤヒヤしながら、待ち合わせの喫茶店に出向く。

パイセンは先に着いていた。

顔色も良い。笑顔でご機嫌だ。歳のくせに相変わらずモテそうな私服着てる。元気そうじゃないか。

では、寿命じゃ無いなら、私に話とは一体なんだ?

もしかして、長年の無礼な態度について怒られるのか?!今更キレられるのか?!

私は年寄りに弱い。道端で弱っているジジイやババアを見るだけで涙が出てくるタイプだ。どうしよう。万一ジジイにキレられたら、倍のテンションでねじ伏せられるだろうか。私泣いちゃうんじゃないだろうか。


「お前と何かしたい。何か企画しろ。」


無駄な心配でした。すみませんでした。この大先輩は70歳にして、まだ若造から何か得ようとしてやがる。こんな若造から。

勿論ふたつ返事でイエス。

という訳で、私と里村孝雄氏2人で8月辺りなんかやります。内容は稽古しながら考えようと思ってます。4月くらいからボツボツと。

きっと、スリリングな事になるのは間違いないでしょう。取り敢えず興味ある人は稽古場に来て下さい。
連絡待ってます。