「キャリアラダーとは何か アメリカにおける地域と企業の戦略転換」
J.フィッツジェラルド〔著〕、筒井美紀・阿部真大・居郷至伸〔訳〕(頸草書房・2008)
まともな生活ができる労働を構築するため、アメリカで取り組まれている公共政策
について記された本です。
キャリアラダー(直訳すれば、「キャリアの梯子」)とは、「具体的には、生産性がより
高い職務がラダーのより上位に位置しなければならず、それゆえにラダーを上るほど
賃金もその分アップし、またラダーを上るにはそれだけの教育訓練・・・と経験が必要
んある、という仕組み」(本書訳者まえがきP.Ⅴ)です。
日本では、介護分野等でキャリア段位制度がこれに近いです。また、厚労省の
職業能力評価基準(職務毎に必要とされる能力が記述されているもの)も参考と
なります。
是非、ご一読下さい。