光る君へ・第14回「星落ちてなお」感想(ネタバレ) | NaNa's secret world

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ハート

 

光る君へ・第14回「星落ちてなお」感想

 

ハート

 

 

このころ関白である兼家は、

周囲がその異変にどよめくほどに衰弱していました

 

あるとき兼家は、息子三人を呼び、

自分は出家すること、

そして

長男道隆に関白を譲ることを宣言。

 

兼家の指示で汚い仕事を引き受けていた次男道兼は

自分が関白を継ぐと思っていたばかりに、

父に裏切られたと感じて激高。

 

すると父兼家は

「人殺しに我が一族を託すことができるか」

と一喝。

それまでは「出世させてやる」

と鼻の先にニンジンをつるされ、

花山天皇に取り入って裏切ったり、

毒を盛る手助けをしたり、

汚い仕事を一手に担っていた道兼にしてみれば

その悔しさは計り知れません。

 

でも、見る側にしてみたら

「道兼、まひろのお母さん殺してるし」

って思います。

 

もし私が兼家だったら、同じように

人を殺した罰として、

兄や弟にはさせたくない汚れ仕事、

やらせると思います。

 

藤原一族のことを考えれば

人殺しがいるなんてことは表ざたにはできない

 

かといって藤原家でのさばらすなんて言語道断な話です。

 

と、言ったわけで、私はいち視聴者として

兼家の肩を持つ立場で観ていました。

 

兼家は藤原一族の反映のためだけを思って

ありったけの知略を働いてのぼり詰めました。

 

その生きざまはシンプルで逞しいと言っていいと思います。

 

一面から見れば嫌な奴です。

でも、息子道長からみたら、

こんなに頼もしく一本気な父親、

時にやりすぎることがあって、

憎むことがあっても、

父の深い想いを感じることができたでしょう。

 

兼家の謀略の根底に

一族への愛があった。

それを道長は理解していたように思えます。

 

そういった複雑な重たい心情を、

佑さまの道長さまが見事に演じていました。

 

倒れて絶命していた父兼家を思わず抱きしめ、

呻くように慟哭を噛み締める道長。

 

このシーン、とてもよかったです。

 

ドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキ

 

 

また、今回の印象的なセリフは、

兼家の死を知ってまひろの父・為時が涙するシーン。

 

「なぜ殿さまは泣いているのですか、うれし涙なのでしょうか」

と、侍女のいとがまひろに尋ねます。

 

まひろは

 

「人は嬉しくても悲しくても涙が出るものなのよ

嬉しいか悲しいかわからない時も涙は出るものなのよ」

 

と言います。

 

道長の出世を願いつつ、

自分の叶わぬ恋を諦めたまひろだからこそ、

こんな言葉が出たのでしょう。

 

酸いも甘いもかみ分けた

大人の女になりつつある

まひろの横顔を見た気がしたのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

ハート

 

 

 

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