映画で知ってた『クワイエットルームへようこそ』は本当は小説であり、しかも監督松尾スズキ自身が書いたものとは存じませんでした。
みなさんは
「こんな苗字が名前みたいな人の文学的ではないもの読めないわ!」
て感じですかね、どうなんですかね
わたしは松尾スズキさんというふざけたおじさんが大好きなので
手に取ったんですけど、想像以上に心に残ってます。読んだ直後だからそりゃそうか。
139ページの薄さでふざけた語り口の物語はすごく読み応えがありました
なんじゃそりゃ
ま、読んでくれたらわかるんですけど
うすそうで情報がたんまりつまった、じゃがりこみたいな感じかなー?うまいうまい~つって食べ過ぎちゃって気持ち悪い…パターンの本だと思います
だからじゃがりこの容器がちっちゃめで、「もう一箱いけるけど、ちょうどいいわ~」みたいな感じとすごく似てる。
サクッと食べてサクッと終わる
あんま食べてないけど、喉乾く
的な。
私はこの本のとっかかり苦手です
描写がちょっとグロテスクだから
ムムッ!てなっちゃう
きっとムムッ!ってなるのは私だけなので皆さんは読めます
ふざけたことが好きで、気を抜けば存分に世の中からはみ出しちゃうな~て感じの人向けですね
本文でも満足だけど、めずらしく最後に載ってる枡野浩一さんの解説を読んでより深まりました
本文を読んだ後で解説を読み、また違った見方でこの本を捉え、印象が変わる的な?
解説で「松尾さんオッサンなのに若い女の子の目線で書いてるんだけど、全然気にならないですよね。すごいな~」みたいなこと書いてあって、たしかに、と思いました。すごいな~松尾さん
もしこれ男の人目線で書かれてたら
また違うんでしょうね
まあ、書かれてないし、そんなこと考えてなくていっか
ふつうと思っててもどこかしら異常なところがあるのが人間です
登場人物の西野さんは小向美奈子でもう一度映画化してほしいです
とりあえず映画「クワイエットルームへようこそ」を見ようかな
↑
ここまでmixiレビューと一緒ね
転用ってやつ
わたしってこの前まで、自分って早死にしちゃうな、と思ってました。公言してたしね~
変な生活リズムでたぶん偏った食生活で生命線も短いし、早死にしちゃうなって
でも父から
「俺もお前も死にたくても死ねねえタイプだよ」
と言われ、何かの呪縛から解き放たれました
いつ死ぬかわかんないんですけど
たぶん私はまあまあ長生きすると思います
何度も言うけど、わたしってふつうの人生の中ではなかなか死に直面することが少なくなくて、
小学生の時点でお葬式10回は行ったかなー
また葬式かーーーーーーい
と思ってたな
借金や死から現れる人間の醜さを幼い頃に見ていたのかな?
たぶん生まれてきたところがまだ人間くささが残る街だったからと思いますけど
私は「早死にしちゃうな」と信じ込んで、寿命短くなっていく自殺願望パターン人間だと思います
知らない内に体が自殺願望という。
とりあえず、その呪縛から解き放たれたつもりです
勘違いかもしれないけど
そーゆー死の世界に足を踏み入れてる人の描いた作品だと思いました
たぶん松尾さん少なからず自殺願望あるんじゃないですかね
遊び心で隠しつつ…
アーティストだなー素敵だ。
松尾さんも福岡の人です
リリーさんも
タモリさんも
好きなふざけたおじさんたちが
福岡で生まれて東京で頑張ってる人たちなので、私も東京で頑張ります
きっと福岡に帰ってしまったら
一生後悔して生きるのでしょう
だからすんなりは帰れません
たとえ
ちょっと不幸でも東京で全うして生きる人生と東京に未練を残しながらも大牟田で幸せいっぱいの人生だったら、
私は前者を選ぼうと思います
大牟田にいると何の価値も、大げさだけも生きた証がないという錯覚に陥っちゃうんだよね
この前地震で帰った時も一回その錯覚に陥っちゃった♡てへっ♡
田舎嫌いなんだよ!!!!何もねーじゃーん!不便極りない!!!!!!ヤンキーみたいなこと言うけど、人生に守り求めてねぇから!!!
そんな私のふつうの人生っぽい中でも
たくさんの異常に溢れてます
みんな異常なところをテキスト通りでカバーしてふつうの人生を送ってるのよね、きっと
そんなどうでもいい人生の哲学が
この本を読んで、また作り上げられました。実にくだらない。
私の人生論とか実にチープ!!!!
でも、それなりに価値はあるんです
金がかかった人生送ってるからね
松尾さんの作品を
松尾さんの舞台を
この人が自分か不可抗力かわかんないけど死ぬまでに、たくさん触れたいと思いました。
とりあえず松尾さんをwikiります
大好きだな~松尾スズキ
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