モデルでインフルエンサーの蒼川愛が、

激痩せ体験を語った記事がバズってた。

「拒食症で骨と皮だけのガリガリに」体重は55→38キロに激減…摂食障害に苦しんだ学生時代(文春オンライン)

というものだ。

 

ただ、ヤフコメをみると、

「こういうのはもう飽きた」

という声が。

たしかに、最近はこうしたカミングアウトが目立つ。

あぁまたか、と思ってしまう人もいるのだろう。

 

とはいえ、痩せ姫の生き方は千差万別。

この人の告白にも、なるほどな、と感じる話があった。

 

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個室だったので部屋にはトイレがあったのですが、食事を吐くことを防止するためにガムテープで塞がれていて。実際に使うことができなくなっていました。それは衝撃的でしたね。
看護師さんに「今から(共用の)トイレに行きます」と報告して同行してもらって、吐かないかどうかすぐそばで見守られながら……。
そういう生活が続いたこともしんどかったのですが、精神病棟なので、夜中になると患者さんが声をあげながら廊下を歩いていたりする環境に、当時の私は適応することができませんでした。「早く退院したい」という気持ちが強まり、目標体重に届く前に、2週間くらいで退院させてもらうことになりました。

 

退院してからはまず「もう入院はしたくない」というモチベーションがあったのと、あとは勉強に打ち込むことで食欲をコントロールできるようになりました。私の場合、拒食症を根本から治療していたわけではなかったと思うので、衝動みたいなものがなくなることはなくて。勉強をストイックにやることで、ごまかしながら共存するようにしていましたね。
そのとき勉強をがんばったおかげで指定校推薦で大学に進学できましたが、それからまた拒食と過食を結構くりかえしてしまって。なので結局、摂食障害は中学2年生から始まって、大学2年か3年生くらいまで続きました。

 

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精神科の雰囲気が怖い、怖かった、

と言う痩せ姫って、ちょくちょくいる。

あと、この人の場合、痩せることへの依存が、

勉強への依存にすり替わった時期があった、

ということなのだろう。

早稲田の政経に推薦で行けるって、なかなかのレベル。

痩せ姫が本質的に持っているパワーの強さ、

というものが伝わってきた。