(※ ネットなどで見つけた痩せ姫にまつわるつぶやきを、
詠み人知らず的に紹介するシリーズです。
誰かひとりの言葉ではなく、不特定多数の発言なので、
どうか誤解されませんように)

 

 

この頃色々ありすぎて悩んでもがいてたな。

そのせいで痩せて自信をつけて注目を浴びたい

と言う気持ちが出てきてダイエットを始めた。

リカちゃん人形みたいになりたかった。

セーラームーンみたいに胸もあって

ウエストはキュッと締まっておしりは少しあって

スラットした手脚が欲しかった。

気づいたら胸もおしりもぺったんこ。

もう動いてるがいこつだよ。

外歩けば周りからジロジロ見られるのに

それでも親は温かく見守ってくれてた。

 

90年代までの拒食症患者というのは、

ぎりぎりまで症状を秘していたものですが、

今はネットに画像を投稿するようになっています。

「拒食症ナウ」といった軽さで、

「死んでも痩せたい」「骸骨様、憧れます」

といった言葉が躍っています。


骸骨と言われてもいい。
てか、言われ慣れてる。
モデル体型なんてまだデブじゃん。
シンデレラ体重も全然痩せてないと思う。
ガリガリになりたいのだ。
ガリガリこそ私の理想体型。

 

昼、毎日何も食べないんだけど

「妖精みたいな見た目と食生活だよね……

ほんとに食べないよね……

めちゃくちゃ細いけどとりあえず生きてるからOK!

大丈夫!!もし倒れても私運べるしね!!!」

って仲良くしてくれてる友人ちゃんが言ってくれたの

相当嬉しい

透き通ったような人になりたいの
妖精のように
向こう側が透き通って見えるような
細く儚く白く
人間だからそうなれないのはわかってるけど
少しでも近づきたい

 

今でもそれなりの天使の翼はできる。

だけどあの翼を取り戻したい。

翼があると心は翔べる。

痩せれば痩せるほど翼は大きくなる。

いろんな方向からの圧力で翼を折られる。

お願いだから折らないで。


悪魔に魂を売っても

今の私は痩せたい