僕が高校生の頃、オーディオがブームになった。
ソースはレコードとFM。学生分際ではレコードを買いまくるのは無理なのでFMで流れてくる音楽をカセットテープに録音して聴いていたものだ。
スピーカーは自作もブームでユニットだけ買って箱は自分でDIYといった感じ。
田舎で部屋も広かったのでスピーカーくらいは贅沢に!ということで24mmラワン合板を合理的に取れるサイズで、たしか高さ90cm、幅60cm、奥行き45cmといったようなものではなかったかと記憶する。
雑誌にいろいろ作り方など乗っていたのでネットワークやグラスウールなどを取りつけてそこそこ市販品ほどの綺麗さはないが迫力あるサイズのスピーカーを作って楽しんでいた。
まぁ、マニアというかハマるとなんでも一番でかいものとか欲しくなるわけだが、やはりウーハーはYAMAHAの38cmホワイトコーンのものを入れていた。箱はとにかくでかいので密閉式。
ネットワークを介してテクにクスのツイーターとのツーウェイ。
ま、実際には音の違いなど未だに判らないくらいだからとにかくデカくてズシンと来る低音を出したかったという感じだ。
ただアンプは5万円くらいのプリメインだったから、たぶんアンプで低音がしょぼくなっていたような気はする。
その後、いろんなシステムでグレードアップはしていくわけだが、とにかく昔はウーハーがでかいのがかっこよかった。
JBLやタンノイ、アルテックなどハイエンドの製品は38cmクラスのウーハーを搭載するのが当たり前のようになっていた。
30cmでさえしょぼく見えていた時代だ。
ところが最近のスピーカーシステムときたら数十万とかかなりハイエンドクラスでも10cmや20cmクラスのウーハーしか搭載してない。
未だJBLくらいだろうか38cmのウーハーがあるのは・・・?
確かに昔に比べるといろんなものが進化しているだろう。
アンプの駆動力とボイスコイルマグネットの強化でストロークが大きくなっている。これによって小さなスピーカーでも低音が出るようになったのだろうか?
しかしスペックを見ると昔のスピーカーは20Hz前後、場合によっては16Hzなんて書いてあるものも・・・
最近の小型ウーハーは40Hz程度・・・?
つまりビュアーに音を聞く場合、それほど低音が重要ではないということなのか?
それでもウチのシステムではポップス系の楽曲で30cmウーハーでは聞こえる重低音が12cmウーハーでは聞こえない現象はある。
果たしてウーハーはどうあるべきなのか?
オーディオマニア的に語るつもりはないし今更テクニカルな書籍を紐解こうとは思わないがざっくりしたいきさつは知りたいところだ^_^;