初めての天体撮影 | スローライフでCMプロダクションinとっとり

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テレビCM専業のワンマンオペレーションプロダクション。
クロマキースタジオ、ロケ車、特殊効果編集、NA録音、完パケ製作。
趣味が仕事なのか、趣味を仕事にしているのか曖昧。好きなことやって金儲け。
そんな仕事的コラムはかなりマニアックだったり…


田舎的スローライフでCMプロダクション


田舎的スローライフでCMプロダクション


田舎的スローライフでCMプロダクション

たまたま6時ごろ裏山の霊石山を見ると凄く明るい満月が低い位置にあった。
そのあとインターネットのニュースで皆既月食があるのを知った。

だがこの寒さ、しかも知ったのが19:00くらいだからまだまだ先だ。
撮影してブログにでも載せてみるかと思ったもののたいして天体観測には興味もないし・・・
とりあえずNEX-5Nに先日買った70-200mmF2.8のレンズを付けて覗いてみようと2階の窓から三脚に据えて撮影してみた。

なんとも小さい。スーパー35mmセンサーだからフルサイズセンサー換算だと300mmになるのだが…トリミングしたのが1枚目の写真。
大気のせいなのかレンズ性能なのかあまりシャープな画像に感じない。一般的に見る月の写真はシャープネスをかけているのか?

窓を開けての撮影でも寒いので諦めてテレビを見ていたがテレビニュースでも生で中継しているのでなんとなく欠け始めでもう一度チャレンジして見ることに。
先ほどのテスト撮影をふまえていろいろ準備。
まずは2階からは角度的に見えなくなってしまったので外に出るしかない。ジャンパーなど重装備にした。
外に持ち出すので三脚はビデオ用リーペックではなく軽いジッツォのカーボン三脚に乗せ換えた。
天体と言っても月が凄く明るいと知った。なのでニコンの70-300mmズームに2×エクステンダーを取り付けた。
通常5Nはブログ用にしか使ってないので記録をフルHDサイズにしていたがトリミングを考えてフルサイズ最高画質に切り替えた。
ニコンのレンズは完全マニュアルとしてしか使えないので5Nの設定を「レンズなしでもシャッターが切れる」設定に切り替えないとシャッターが下りない。
なんだかんだと準備に30分くらいかかってしまった。

早速外に出るとかなり見上げる角度になっていた。
リーペックの三脚ではここまで見あげることはできなかった。ジッツォの三脚にはマンフロットのギヤーヘッドを取り付けた。
5Nはモニターがパリアングルなので真上でもなんとか覗くことができる。
少し影がかかってきた。
暫く見ていてもそんなにすぐ変わるものではない。天体観測ファンってすごい忍耐の趣味だなぁと(笑)
レンズは35mm換算で900mmになるがそれでも画面の1/5くらいのサイズにしかならない。
フォーカスを合わせるにもレンズに少し触るだけで画面がブレブレになる。
5Nの拡大機能を使ってピントを合わせる。待っている間にどんどん画面の中心からずれていく。
こんなにも地球が動いているとは…初めての天体観測で実感。
とはいえ小さい頃姉の持っていた天体望遠鏡で屋根に上って月を見たことはあった。全く興味がなかった(笑)

あまりに寒いので10分程度で退散。
またテレビを見ているとちょくちょく中継をしている。
そこで半分くらいになってからまた出てみた。
しかし普通の三日月なんかと違って見えているのか?そんなことも知らない。
見えているところだけ撮っても半月にしか見えないので露出を変えて影になっているところに合わせてみた。

とにかく11年ぶりってことだしここんとこずっと天気悪かったのにたまたま夜晴れてるので衝動的に撮ってみた。
しかし動画で撮るようなものでもないし天体観測って面白い???