くつこさんのブログ。
ワクワクするキーワード満載。
飛騨王国もそうなんだけど──
とりわけ『イチイ』に心揺さぶられるものあり。
イチイ
イチイの別名は、
アララギ・シャクノキ(笏の木)・オンコ(onko、アイヌ語)など。
飛騨高山の位山は飛騨一之宮の水無神社の奥宮で御神体。
古代からの聖地だ。
この位山のイチイの木で作った笏を使って、
アマテルを包んでいた砲衣を切り裂いたという言い伝えがある。
また奈良時代、天智天皇が即位した時もこのイチイの木で作られた笏が贈られた。
その後も新しい天皇が即位するたびに
飛騨一之宮水無神社により、
位山のイチイの木で作られた笏を贈るならわしが続いたとされ、
令和天皇が即位された際も、位山のイチイの木で作られた笏が贈られたそうな。
イチイの木で作られた笏
この『イチイ』がなかなか面白い。
大抵の場合、イチイは他の木が生えない場所──
たとえば荒れ地とか泥炭地に悲しげに一人ぼっちで生えている。
常緑で奇妙なほど不変である。
そのためキリスト教会にとってイチイは『復活の木』であり、
イエスキリストが十字架に架かって死んで再生したことから、
『死と再生』の象徴の木でもある。
イチイは『あの世とこの世を結ぶ道』を安全に守ってくれるし、
冥界の悪霊からも守ってくれる有難い木でもある。
またケルトでイチイは『ユー』と呼ばれ、
冬至を象徴する木で、死の女神に捧げた『最古の木』でもある。
ユーのワンドは死者の魂を呼び寄せる際に使用され、祭壇にも捧げられる。
ユーは有毒なので『死者の国と繋がる』象徴物となった。
こうして見るとイチイには、
①不変
②復活〜死と再生
③冬至を象徴する
④最古の木
⑤降霊術〜あの世とこの世を結ぶ
このような特徴がある。
余談。
飛騨一宮の水無神社。
第二次世界大戦の頃、空襲や戦後の混乱を避けるため、
熱田神宮にあった『草薙剣』が水無神社に疎開しているのだ。
それってたぶん、天皇家と水無神社(飛騨王国が)関わりが深かったからだと思う。
しかも、
水無神社には『狛狼』さんがいる〜❤︎
水無神社は──
いや、飛騨はとにかく怪しい。
聞くところによれば、
神武天皇が飛騨の『位山』に登った際、
両面宿儺があらわれて神武天皇に王位を授けたと。
その後、神武天皇が王位を授かった山なので『位山』と呼ばれるようになったと。
両面宿儺!?
もう滅茶苦茶やん。
飛騨の口碑も有名。
こちらも↑ 宜しければご覧下さい。
くつこさん。リブログさせて頂き、ありがとうございました。