ふと、

真夜中に目が醒めて──

午前1時半とか、そういう時間にパッと目が醒めて、

いきなり沖縄の君真物(キンマモン)のことが気になった。

なぜか──

気になったのでこの記事を書いてる。

 

 

 

 

君真物──

キンマモンとは琉球の最高神女である聞得大君に憑依する神であり、

海の彼方から飛来するとも『海底の宮』に棲まうとも言われる琉球古神道の最高神。

国王はキンマモンの守護なくして『真の国王』たりえなかった。

キンマモンが降臨する時は、琉球七嶽の1つ安須森御嶽(あすむいうたき)のアフリ嶽に涼傘(りゃんさん)がたつ、という。

涼傘というのは笠雲のことだ。

 

 

で、気になったのがアフリ嶽。

たしか大山阿夫利神社ってあったよね?

祭神は大山祇、大雷神、高龗神。

この中でも気になるのは高龗神で『龗』という字は龍を指すらしく、

高龗神という龍神は古来より『祈雨や止雨の神』として信仰されているらしい。

なんかな〜

気になるんだよな〜

キンマモンと高龗神。

もしかしたら同じなのかな?

それに『君真物』には『物』という字が含まれる。

これって三輪山に宿る『大物主』とか、

山形県の鳥海山に宿る『大物忌神』とかを連想してしまう。

この『物』というのが曲者で、『物』には鬼、魔物、精霊とかそういう意味がある。

つまり君真物とは──

真の君なる精霊。

真の王たる精霊という意味だろうか?

聞得大君に『真の王たる精霊』が憑依して、琉球王となる者を守護する。

なんとなく──

天皇のルーツって琉球にあるのかな?と思う。

天皇となる者に『天皇霊』が憑依してはじめて『天皇』となる。

ただ琉球の場合、君真物が憑依するのは聞得大君。

もしかしたら古代天皇というのは、

天皇霊が憑依する巫女を介して『天皇』になった、のではないか?

倭迹迹日百襲姫命に大物主が憑依して、天皇になる者を守護していたように。

伊勢神宮の古い祠官の1つに『大物忌』というのがあるけれど、

大物忌は荒木田氏の童女が役割を担っていたという。

これは妄想だけれど、

大物忌って童女だよね?

大物忌は聞得大君と同じような役割を果たしていたのではないか?

大物忌を介して天皇は『真の王たる者』になる。

真夜中に目醒めていろいろと妄想したので、とりあえずメモ。