あらすじ

江戸時代前期。

北海道の南西部にある松前藩は、

アイヌとの交易品を主な収入源としていた。

松前藩藩士の息子・孝二郎は、

兄・栄之助とともにアイヌとの交易で得た品を他藩に売る仕事をしていたが、

ある夜、使用人の善助の不審な行動を見つけた栄之助は善助に殺されてしまう。

兄の敵討ちを誓った考二郎は善助を追って蝦夷地へと向かう。

 

 

 

 

和人への反発の動きが高まる蝦夷地を舞台に、

自分を迎え入れてくれたアイヌと和人という立場の間で揺れる孝二郎。

暗い過去を背負うアイヌの女性・リキアンノ。

和人に反発心を抱くアイヌの青年・シカヌサシ。

交易の鍵を握る重要な人物・平助。

孝二郎の母・まさ。

孝二郎の幼馴染・みつ。

孝二郎の先輩の松前藩士・大川が率いる和人兵とアイヌの戦では血飛沫が飛び交う。

異なる文化や⾵習を持つ者同士が共生する中で共鳴していく姿を描いた人間ドラマ。

 

 

 

 

『ゴールデンカムイ』も映画化されてアイヌにスポットが当たったり、

そういや以前『アテルイ』もやってたんだよね。

アイヌとか蝦夷とか、もうどんどん蘇って来ている感じがする。

東北が揺れた東日本大震災もそうだけれど、

熊本とか能登といった古い土地も目覚めつつある。

こうやって少しずつ『本来の日本』が蘇って来るのだろうな。

今こそ皆が和合して手を携える時──それが本当の大和だと思うよ。