お写真はお借りしました。

 

 

わたしはwowakaさんを知らなかった。

wowakaさんは作詞家で作曲家でボーカロイドプロデューサーで。

米津玄師のライバルで親友で飲み友達。

でも2019年4月5日に急性心不全で亡くなった。31歳という若さで。

米津玄師のブログにこんなことが書いてあった。

 

 

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なんとかできなかったのかな、と今も考える。

恐らくこれからずっと考え続ける気がする。

ハチくーんっつってそこの扉から入ってきてほしいと今でも思ってる。

彼はその音楽性と同じように、

他の人間より何倍も速いスピードで生きている人だった。

僕にとって彼はライバルであり、親友であり、どこか兄のようでもあった。

でも亡くした。

今は虚しいけど、それも時間が攫って行くんだろうなと思う。

残されたヒトリエのメンバー、スタッフ、親族の方々、

wowakaさんを愛してた人たちの心痛は計り知れません。

各々が各々の立場で、

つかない折り合いを抱えながら生活して行かなきゃいけないですね。

とりあえず僕は、なるたけ今までとおんなじように生きていこうと思います。

結局免許取りに行けなかったし海にも行けなかったですね。

一緒にいて楽しかったですよ。

ばいばいまたのんましょーね。

 

 

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ばいばいまたのんましょーね。

あ。この言葉って「さよーならいたいつか!」みたいだ、と思った。

100年先のあなたに会いたい 

消え失せるなよ 

さよーならまたいつか!

そうそう。

100年先なんて生きてるわけがない。

それでも、死んでも、消え失せないでお互いに逢おうよ。

そういう気持ち──米津玄師はwowakaさんに抱いていたんじゃないかな?

毎朝『虎に翼』を見ながら、

この歌を聴くと、遠い未来が明るく見えて来る。

例えそこにあなたやわたしが居なくても、

あなたやわたしの中の『何か』は、きっと消え失せないような気がするから。