みんつちさんお薦めの
高田崇史QEDシリーズ『神鹿の棺』届きました〜
ポスト開けて、速攻で一氣読み。
気になる箇所をメモってたので記録しときます。(考察含む)
神宮は3つ。
伊勢神宮・鹿島神宮・香取神宮。
3つある神宮のうち2つは常陸にある。
常陸とは常世の『常』の字。
つまりは常陸とはあの世のこと?常世のこと?
香取神宮の奥宮の千木は内削ぎ。
内削ぎ──つまり奥宮には『女神』が祀られている。
香取神宮の祭神は経津主神だが、奥宮に祀られている『女神』とは何なのか?
息栖神社のすぐ近くにある忍潮井(おしおい)の男甕と女甕。
息栖神社周辺には『猿田』という苗字がとても多いと。
ここはわたしも行ったことあり。
ほんとうに建物に『猿田』と書いてあって驚いた。
常陸と猿田彦──何か関係あるのだろうか?
『八幡愚童記』という書物にはこうある。
「安曇磯良と申すのは、
筑前国にては鹿嶋大明神、
常陸国にては鹿嶋大明神、
大和国にては春日大明神と申しけり。
一体分身、同体異名の御事なり」
また『琉球神道記』にはこうある。
「鹿島の明神は、もとは建甕槌の神なり。
常州鹿嶋の浦の海底に居す。
一睡十日するゆえに。
頭面に石牡蠣を生ずること磯のごとし。
ゆえに磯良と名く」
なんと武甕槌神は磯良だった!?
鹿島神宮の武甕槌神 = 安曇磯良。
香取神宮の経津主神 = フツの大神──
これは武甕槌神が所有していた『剣』のことだとすれば、
武甕槌神と経津主神は同一ということ。
つまり、鹿島も香取も『安曇磯良』を祀っているということになる。
鹿島神宮。
武甕槌神は本殿の中で横を向いてる。
出雲大社の大国主と同じ。
しかも鹿島神宮の『本来の本殿』は奥宮だと。
鹿島神宮奥宮に祀られているのは『武甕槌神の荒魂』だと言うが──
ここの千木は内削ぎ。
と言うことは『奥宮に祀られているのは女神』だということ。
奥宮の社殿前で『音を出すことは禁忌』とされ、
しのび手──音を立てない柏手を打つという。
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安曇と隼人は同族だ。
猿田彦も安曇磯良も、そろって海の底に沈められてしまった。
おそらく『甕』に入れられて──
鹿島神宮の秘伝によれば、
先祖を祀るための鹿島の神宝といわれる『大甕』は海底に眠っていると。
また『琉球神道記』にはこうある。
武甕槌神(磯良)は鹿島の海の底にいる、と。
鹿島の海というのは鹿島灘のことじゃない。
それは内陸の海──
東国三社の結界の内側のことではないか!?
結界の三角形の中心に『大甕』は沈められているのだろうか?
結界の中心にある内陸の海と言ったら、外浪逆浦(そとなさかうら)である。
これは古名を流海(ながれうみ)といい、
満潮時に海水が河水を押さえ、波浪が逆流したのが浪逆の名の由来。
また別の名として『古鬼怒湾(こきぬわん)』という気になる名もある。
武甕槌神は──磯良は大甕に入れられてこの内陸の海に沈められているのだろうか?
一氣読みなので大雑把だが。
これからじっくり時間をかけて読みたいと思う。
みんつちさん、この本を教えて下さりありがとうございました。