今日は短め。

いつも思うのだが、

日本人の多くは『コンドルが飛んでゆく』を懐かしく感じると言うし、

ジブリ映画を見ていると東アジアを超えて、

どこかもっと遠くの何処かと通じているような不思議な感覚に陥る。

前世というとオーバーかも知れないが、

昔、砂漠がひどく懐かしくて『アラビアのロレンス』にハマったり、

サマルカンドとかああいう響きの言葉や、平山郁夫の『シルクロード』の絵とか──

エジプトの本とかを読み漁ったりして記憶の奥底へと触手を伸ばしていた。

前世のわたしは──

中東にいたのだろうか?

それともエジプトにいたのだろうか?

それを確認したくてわざわざ飛行機を乗り継いでエジプトへ行ったこともある。

 

 

 

 

現実のエジプトは懐かしく感じることもなく、

そこに残っているスフィンクスやピラミッドは黙ったままのような気もしたし、

ここに答えはないな、と思った。

かえって日本にいちばんの懐かしさを感じていることにも気づいた。

海風薫る伊勢や、

大きなものに抱かれるような感じのする出雲、

湿気を含んだ心地よい空気とむせ返る雨後の土の匂い──こういうものがわたしの魂にひしひしと語りかけて来る。

 

 

おまえの故郷はここだよ…

他のどこでもないのだよ…

 

 

前世の記憶はないが、

躰がこの國のあらゆる要素を刻んでいるのがわかる。

エジプトにいた時、龍神や風神、お稲荷さんや数多の神様たちが懐かしかった。

早く日本に帰りたいな、と思った。

つねに身近に神様がいて精霊がいて──こんな國は他にはない。

 

 

お知らせ〜

5月4日・5日・6日と諸用のためブログをお休みします。

ブログ再開は5月7日火曜日となります。

ご了承下さいませ〜🧡