4月19日から映画『陰陽師0』が始まる。
先日ブログにも書いたが『すずめの戸締まり』『烏は主を選ばない』と
意味深な流れがあって、4月8日の大隅半島東方沖を震源とする地震へ繋がり、
なんだか水面下で動いてるな〜と感じていた矢先、今度は安倍晴明の映画とは!
安倍晴明は、
陰陽道の名家・賀茂一族から陰陽道と天文学を学んだ。
賀茂といえば八咫烏(神名は賀茂建角身命)なんだよね。
結社『八咫烏』というのがあるけれど、
これは陰陽道の大家・賀茂一族に深く関わる地下組織なのだろう。
なにげに安倍晴明と結社『八咫烏』は繋がってるんじゃないの?と思ってる。
結社『八咫烏』について。
古代氏族の賀茂氏の一部が日本における神道・陰陽道・宮中祭祀を
裏で仕切っているとされる組織。
正式名称は『八咫烏陰陽道』というらしい。
結社『八咫烏』は、
賀茂氏の祖とされる吉備真備が
天平16年11月(西暦744年)に藤原氏に対抗するために
聖武天皇の密勅により丹波国で結成したのが始まりという。
安倍晴明が生まれたのは921年だから、
彼が生まれた時にはすでに結社『八咫烏』はあった。
スーパー陰陽師だった安倍晴明が結社『八咫烏』に関わらないはずはない。
映画『陰陽師0』は
安倍晴明が陰陽師になる前の青年時代を描いたオリジナルストーリーだが、
夢枕獏氏の『陰陽師』シリーズをベースにしている。
原作者の夢枕獏氏はインタヴューでこんなことを語っていた。
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いろいろ調べたんだけど、
あの烏(八咫烏)は五芒星のもとになっていると思うな。
中国の雲南省に行ったときに、
「⦿」とか、五芒星みたいな絵が岩にいっぱい描いてあるのを見たので、
雲南省の博物館に行ったときに五芒星は何を意味するのか訊いたら、
太陽だって言うんです。
で、ここからが面白いんだけど、
香川に晴明ゆかりの神社があって、
そこのマークは五芒星の真ん中に点が打ってある。
これが何かというと、おそらく烏なんです。
なぜかというと、中国の神話では三本足の烏が太陽を運んでるから。
これは僕の想像なんだけど、
太陽が水平線の近くに来ると、目のいい人だと黒点が見えるんですよ。
で、その黒点を見て「烏が太陽を運んでいる」と思ったんじゃないかな。
だから八咫烏に化身して神武天皇を導いた賀茂建角身命を始祖とする賀茂氏と、
五芒星の紋を用いた安倍晴明はかなり関係が深いんです。
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そうそう。
結社『八咫烏』を結成したのは賀茂氏の祖・吉備真備なんだけれど、
この人、しっかりと安倍晴明に繋がっている。
阿部仲麻呂という人がいた。
この人は安倍晴明の先祖だと言われている。
伝承によると──
唐より陰陽道の知識をもたらしたとされる吉備真備は、
異国で客死した阿倍仲麻呂の霊の導きによって
陰陽道の聖典である『金烏玉兎集』を日本へ持ち帰ることが出来た。
やがてその『金烏玉兎集』が幼い安倍晴明の手に渡り、
彼は幼い頃に『金烏玉兎集』で陰陽道を学び、奥義のすべてを受け継いだとされる。
まぁ、ある程度は創作かも知れない。
でも結社『八咫烏』を作った吉備真備と、
八咫烏である賀茂一族、そして安倍晴明を、誰かが意図的に繋げたのは事実だ。
NHKで4月6日から始まった『烏は主を選ばない』は八咫烏の話だし、
それに続いて4月19日に映画『陰陽師0』がスタートするのはなんか意味深である。