島根県大田市三瓶町。
三瓶小豆原埋没林──森の化石。
火山の活動によって地下に埋もれた縄文の森。
ももじさんのブログを読んでいたら、
三瓶小豆原埋没林と関係あるのかなぁと思って…
以下、ももじさんの夢とそれに関する彼女の考察。
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どこからともなく
とても大きな犬?(それとも狼?)
灰色のハスキー犬みたいな子が二匹
私の両側に駆けつけてきて、
真後ろまで迫ってきていた輩たちを威嚇しながら追い払ってくれました。
その後も、急いでどこかに向かう私の傍らにずっと走りながら
寄り添ってくれていた。
そういえば先日、
あの高速道路が開通しました。
何か関係あるのかな?
これが良い、とも 悪い、とも 言えないわたしがいるけれど。
もう二度と、取り戻せない風景がここにもひとつある、ということ。
原始林の精霊たちはあの場所にはもういない、
それはなんとなく感じる。
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高速道路が開通したという。
島根県大田市久手町の大田中央・三瓶山IC〜仁摩・石見銀山ICまで。
あわせて12.9キロの区間。
三瓶山──このへんだよね。縄文の森があったのは。
大田市には野井神社という神社がある。
三瓶小豆原埋没林も同じ大田市。
この地には旱魃にも枯れない泉があったらしい。
この泉を中心に原始林の開拓がすすみ、切り開いて国造が居を構えたとされる場所。
原始林──縄文の森を切り開いた。
島根県大田市三瓶町多根ロに、
さんべ縄文の森ミュージアム(三瓶小豆原埋没林公園)というのがある。
https://www.nature-sanbe.jp/azukihara/for.html
こんな大木の森が縄文時代にはあったのだ。
ももじさんの夢に出て来た「灰色の二匹」はきっと縄文の森の狼たちだ。
今はもう森は化石となってしまったけれど、その土地は彼らを忘れてはいない。
土地がある限り、水と石がある限り、
森とそこに暮らした生きものたちの記憶は残る。
三瓶小豆原埋没林の近くには三瓶川という川も流れている。
そう。だからきっと大丈夫──
縄文の森の狼たちは精霊となって今も走っているよ。
わたしはそう信ずる。